スタッフインタビュー

遠藤 京

Misato Endo / CDO Office
自分を愛する気持ちで、世界中をカッコよく、世界中に笑顔を。

Interview

東京で過ごすギャップイヤーを、オンリーワンな経験に

私のファーストキャリアは、飲食店のホールスタッフです。地元・青森の高校を卒業後、18歳で上京し、社会人になりました。

当時は「大学に進学したい」という気持ちもありつつ、まずはあこがれの東京で働いてみようと、上京し働く道を選びました。

まだ社会のことを知らなかった当時の私が、働く場所を選ぶ際に大切にしたのは、「一緒に働く人」です。自分が何をしたいのかも定まっておらず、職種にもこだわりがなかったので、大好きでいられる人たちと時間を過ごそうと決めていました。

私にとって初めての職場だった飲食店は、とても恵まれた環境だったと思います。素敵なスタッフとお客さんに囲まれ、充実した毎日を過ごせていたからです。社会人1年目で「仕事は楽しいものだ」と知ることができたのは、大好きな同僚たちのおかげでした。

ただ、働き始めて数年後、個人的な事情で青森に帰らなければいけなくなってしまい、持っていた会計系の資格を生かして地元で仕事に就くことになりました。

しかし、その後も東京のカルチャーを忘れられなかった私は、1年もしないうちに再度上京することにしたんです。

初めての上京と違うのは、住む家も、働く場所も決まっていなかったこと。2回目の上京では、大学に進学しなかった分、大学に通う人とも、高校を卒業して働いている人とも違う経験をしようと、とにかくいろいろな仕事に挑戦してみることを決めていました。

自分の中でのタイムリミットは、大学を卒業する年齢である22歳。それまでに、興味のあることはなんでも挑戦するつもりで、パンケーキ屋さんから、洗濯のアルバイトまで、複数のアルバイトを掛け持ちしながら働きました。

ZOZOで働く時間が「誰と働くかが大切」と教えてくれた

ZOZOとの出会いは、アルバイトを必死に頑張っていた時期です。オシャレが好きだったので、ファッション関係の仕事を探していたところ、物流拠点「ZOZOBASE」の求人を見つけました。

ZOZOBASEでのアルバイトは、私の職業観を決定づける、重要な経験になっています。

ZOZOBASEで働くスタッフは、いちアルバイトの私のことを、いつも気にかけてくれました。「22歳までに正社員になるぞ!」と宣言していた私を応援してくれたり、「もっとこうすれば、遠藤の魅力が伝わると思う」と、愛を持って時には厳しい言葉もかけてくれて、とにかく温かい人ばかりだったんです。

初めて社会に出たとき、「一緒に働く人」が重要だと思っていましたが、やはりその考えは間違いではなかったと思います。いろいろな仕事を経験したくて、たくさんのアルバイトをしていた私ですが、ZOZOBASEでのアルバイトだけは辞めませんでしたから。

今でも忘れられないのは、22歳を目前にし、とある会社から内定をいただいた日のことです。

当時は「アルバイトから正社員になるのは難しそう」と尻込みし、弱気だった私はZOZO以外の会社の採用試験を受けていたのですが、内定をいただいた旨を先輩スタッフに伝えたところ、「本当にそれでいいの?」と聞かれました。

「よかったね」と言ってもらえるつもりでいたのですが、「あれだけ楽しそうに働いていたのだから、引き続きZOZOで正社員になるチャレンジをしてもいいんじゃない?」と背中を押してくれたのです。

その言葉を聞いた瞬間に、本当はZOZOで正社員になりたかった自分の本心に気が付きました。申し訳ない気持ちでいっぱいでしたが、すぐに内定を辞退。その後ZOZOの正社員試験を受け、晴れて内定をいただきました。この時の喜びは、今でも忘れられない感慨深い思い出です。

ZOZOには「私だからできる自事」がある

私は現在、CDO室のビジネスプロデュース部に所属し、YouTubeチャンネル「niaulab TV by ZOZO」の企画立案や出演を担当しています。

niaulab(似合うラボ)とは、ZOZOのAIとプロのスタイリストが、あなたの「似合う」を見つける、超パーソナルなスタイリングを無料で体験できるリアル店舗です。niaulabの立ち上げにともないYouTubeチャンネルを開設したのですが、私はここで裏方から演者まで幅広い自事(※)をさせていただいています。

「niaulab TV by ZOZO」を担当することが決まったとき、本当は裏方の自事に徹したかったんです。自分のスタイルに自信がなく、人前でファッションを披露することには、少なからず抵抗がありましたから。

ただ、「裏方として活躍するためには、出演者の気持ちを理解していたほうがいいんじゃない?」という上司の勧めが決め手となり、腹をくくって演者としての役割も担うことを決めました(笑)。

結論、演者を担当してみて、すごくよかったと思っています。体型に自信が無かった私が演者になることで、“似合う”を楽しみたい人たちに勇気を与えられると思うし、私自身、自分のことを好きになれたからです。

自分の“似合う”を理解すれば、コンプレックスさえ着こなせるようになります。すると、自分のことを昨日よりも好きになり、今まで出会えなかった自分に出会える。そこから生まれるポジティブな連鎖は、一緒に時間を過ごす人にも伝わっていきます。

ZOZOには「楽しく働く」というカルチャーがあるのですが「niaulab TV by ZOZO」での自事を通して、自事が楽しいと感じられる機会が増えました。このポジティブな感情が、視聴者の方にも伝われば、日本中に「楽しく働く」人を増やせるかもしれません。

そんな未来に想いを馳せながらする自事は、楽しくないはずがないですよね。ファッションのノウハウを言語化することの難しさや、100着以上のデニムを着用するなど、ハードな企画もありますが、“似合う”を通して視聴者のみなさんの幸せな毎日を想像できる今の自事は、私の天職だと思っています。

YouTubeチャンネル:niaulab TV by ZOZO

(※)ZOZOでは、仕事のことを「仕事(仕えること)」ではなく「自事(自然なこと)」であるという意味を込めて、「自事」と表記します。

まるで“文化祭前夜”のような疾走感

私はZOZOの、チャレンジ精神あふれるカルチャーが大好きです。

撮影はもちろん、企画の提案も全力です。ファッションを愛するスタッフたちが、ファッションを通じて世界中をカッコよくするために、どんな仕事でも全力でチャレンジしています。

ビジネスプロデュース部で働く毎日を例えるなら、「文化祭前夜」。同じ目標に向かい、スタッフ全員で突っ走っていく疾走感は、ZOZOならではのカルチャーだと思っています。

チャレンジ精神あふれる仲間に囲まれていると、おのずとチャレンジしたくなるもの。かくいう私も、恥ずかしながら「ZOZO初のYouTuberになる」という夢ができました。1年前の私からしたら1mmも想像していなかったです(笑)

YouTuberをはじめとするインフルエンサーの方って、影響力を持つに値する突出した能力がありますよね。一方、私には、今のところそうした能力があるようには思えません。でも、そんな私だからこそ、伝えられることがあるはずです。

演者になることが決まってから、「似合う」を言語化するために、骨格診断とパーソナルカラー診断、顔タイプ診断の3つの資格を取りましたし、いろんな人に話を聞いて、その人の個性を掴む努力もするようになりました。

これらを通じて、「スタイルに自信がなくても、人それぞれの“似合う”がある」「ファッションを楽しめるようになると、自分のことをもっと好きになれる」といったメッセージを発信し続ければ、それが私の武器になっていくはず。

新しい活躍の場をくれたZOZOのためにも、これまでになかった新しい自事を生み出していきたいと思っています。

自分を愛する気持ちで、世界中をカッコよく、世界中に笑顔を。

私は自分を愛する力で、企業理念である「世界中をカッコよく、世界中に笑顔を。」の実現に貢献したいと思っています。

私は顔にそばかすがあり、ずっとコンプレックスでした。でも、自分の好きなところを見つめられるようになってから、今ではそのコンプレックスさえ愛おしく思えるようになってきたんです。

私にとってそばかすは、ネガティブな点ではなく、ポジティブな点に目を向けることの重要性を教えてくれた大切な存在です。

もし世界中の人たちが、自分のコンプレックスさえ愛しいと思えるほど自分のことを好きになれれば、世界平和も夢ではないと本気で思っていますし、「似合う」を見つけることこそがその近道だと思っています。

CDO室 / 2017年中途入社(社員登用)

遠藤 京

青森の高校を卒業し、さまざまなアルバイト経験を経て2015年にアルバイトとしてZOZOに入社。社員登用制度により2016年8月にアルバイトから正社員となる。「niaulab TV by ZOZO」ではMCミサトとしてさまざまな「似合う」情報をお届けする。趣味はバスケと、大好きな人達とお酒を飲むこと。

YouTube運営・出演(niaulab事業)は現在採用募集中です