スタッフインタビュー

林 健太

Kenta Hayashi / CDO Office
ノーボーダーで、
世界中をカッコよく、世界中に笑顔を。

Interview

「働く」の解釈が広がる出会い

私はもともとファッションと音楽が好きで、今と比べるとまだ情報量が少なかった学生時代、ガラケーでブランドの掲示板を1日中見て、新作の情報を追いかけたりしていました。ZOZOのEC事業の先駆けとなるインターネット上のセレクトショップ「EPROZE(イープローズ)」にも、その時に出会いました。

大学4年生になり就職活動を行っていたんですが、実は「働くこと」に漠然とした不安を感じていたんです。そんな中でも、普段から利用しているサービスを運営していたスタートトゥデイ(現在のZOZO)なら、働いてみたいと思いました。

就職説明会では、社員の方がとにかく楽しそうにしていることに衝撃を受けました。例えば、その時に流行っていた海外ドラマの登場人物の名前を自分たちにわりあて、役を演じながら説明を進めるなど、今まで感じたことのなかった“空気感”に、「仕事ってこんなに楽しんでいいんだ」と驚き、好奇心が湧きました。

働くことに距離を感じて、就職活動を少し億劫にすら感じてしまっていた自分の心が、ほぐれた瞬間でした。

他にも、面接室に入ると私が腕につけていたバングルを見てすぐさま、「僕もそれ持ってるよ〜!いいよね〜!」と話しかけられることもあり、自分のことをまず肯定してくれるような不思議な感覚を覚えました。

このように、自分が想像していた「働く」の解釈が広がるご縁があり、結果的に準社員としてZOZOで働くことになりました。

「好き」という、とてつもなく自然な動機

現在は、CDO(Chief Design Officer)室 UI・UXデザイン部に所属し、ディレクターとして新規プロジェクトの相談を受けたり、部署のマネジメント業務を中心に担当しています。

ZOZOのUI・UXは、ZOZOTOWNのユーザーでもある自分たちがペルソナとなって「こういうのあったら便利だよね」と本気で思うものをデザインしています。

スタッフみんなが自分たちのサービスを好きだからこそ、どんなデザインが嬉しいか、便利かというアイデアが自然と湧き出てきます。「好き」は、とてつもなくシンプルで自然な動機だと思うんです。

そのアイデアを、よりシンプルなコミュニケーション、いわば「やさしいデザイン」にすることを日頃心がけています。以前、上司と「情報整理や優先順位がしっかりしていれば、例えわからない言語で表示されていても使える。それくらい感覚的にやさしいUIがいいよね」と話したことが胸に残っていて、今でも判断基準のひとつになっています。

デザインというコミュニケーションを通じて、多くの方により簡単にお買い物を楽しんでいただくのがUI・UXデザイナーの役割だと思っています。

また、UI・UXデザイン部としては、インハウスデザイナーならではの自分たちで考える力を養うことを重視しています。他部署の方から相談されてから始まる案件も多いですが、依頼されたことに応えるだけでは足りません。

UI・UXデザイン部は、ZOZOTOWN、WEAR、FAANSなどZOZOで開発・運営する全てのサービスのUI・UXに関わっているので、マーケティング、営業、エンジニア、サービスグロース、MA(マーケティングオートメーション)チーム、ブランドソリューション、カスタマーサービス、ZOZOBASEなど、多岐にわたる部署と関わるところが特徴です。

そういった多様な部署、職種のスタッフからの相談を受けた上で自ら考えをめぐらせます。相手の意を汲み取りながらもさらに良くできる「何か」の提案をしていくことが役割であり、腕の見せ所だと思って取り組んでいます。

“みんなが主役”の一大プロジェクト

先日ZOZOTOWNのアクティブ会員数がおかげさまで1,000万人を超えました。年々多くのお客様に使っていただけるサービスに成長していることを、肌で感じています。

2021年の3月には、ZOZOTOWN全体のリニューアル、「ZOZOVILLA」と「ZOZOCOSME」のオープン、ZOZOカードの新色追加などがありました。

リニューアルは、私が入社して以来最も大きな全社を挙げてのプロジェクトだったので、とても印象に残っています。また、複数のプロジェクトがほぼ同時期にローンチをするという、まるでお祭りのような期間でもありましたね。

関係者が多く、調整や連携も簡単ではありませんでしたが、最終的に大きなトラブルもなく着地することができ、これはまさに、自分の管掌範囲を超えて協力しあったり、各々の役割や責任を全うできたことの証明ではないかと感じます。

また、みんなが協力しあいながら、当たり前のことを当たり前に遂行できたのは、日々、サービスに対しての当事者意識と責任感を持って精度の高い自事※1をしているからこその成果だと思います。

このプロジェクトの成功は、私にとってまさに「ソウゾウのナナメウエ※2」でした。

  1. ZOZOでは、仕事のことを「仕事(仕えること)」ではなく「自事(自然なこと)」であるという意味を込めて、「自事」と表記します。
  2. ソウゾウのナナメウエ・・・想像もしなかったような周りをあっと言わせる取り組みをしていこうという、社員の「ZOZOらしさ」を言語化した言葉。

ノーボーダーで、世界中をカッコよく、世界中に笑顔を。

私は、時間の使い方の線引きをしないようにしています。例えば、休みの日にインプットしたことを自事の場でアウトプットすることもあるし、自事で培ったものが私生活で活きてくることもたくさんあります。

かといって、四六時中自事モードかというと、そんなこともありません。自事をしているときもオフのときもギャップがなく、生活の一部として認識している感覚です。最近はリモート環境になってその傾向がさらに強まって、自分のリズムがよりコントロールしやすくなったので楽しいですね。ちょっとした合間に植物に水をあげたりできますし(笑)

また、ZOZOのスタッフはサービスをよくするためという共通の目的を持って日々業務に取り組んでいて、その点でも隔たりはありません。

もちろん、所属する部署や強みの違いなどがありますが、デザイナーだって、売上のことを人一倍気にしたっていいし、他の部署の方がデザインにアイデアを出してくれてもいい。共通した目的意識とお互いにリスペクトしたうえで話し合えることが大事ですね。

培った経験や視野をどう活かすかは自分次第です。自分の意識をまず「ノーボーダー」にすることで、よりクリアに解像度高く、物事をイメージしていきたいです。

CDO室 / 2006年中途入社(社員登用)

林 健太

2006年に準社員として中途入社し、フルフィルメント本部へ配属。2007年に社内公募でデザイナーに転向すると同時に正社員となり、ZOZOTOWNの運用、新規開発、プロモーション等に携わる。現在はサービス全般のUIUXを担当。趣味は植物育成。

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