統合報告

Vision

CEOメッセージ

ファッションとテクノロジーが持つ力で、
社会・環境問題の解決を目指します。

当社は企業理念「世界中をカッコよく、世界中に笑顔を。」のもと、ファッションとテクノロジーの力を掛け合わせ、これまでにない新たな価値を提供してきました。現在、ファッション業界を取り巻く社会環境はかつてない変革期を迎えています。気候変動、倫理的調達、物流問題など、私たちが直面する課題は、ますます複雑かつ多様化しています。

これらの課題へ取り組むことで、リスクの低減やコスト抑制、企業価値の向上といった財務面にも好影響をもたらすものと捉えています。私たちはこれまで培ってきた知見や技術力を最大限に生かし、プラットフォーマーとして、取引先、お客様、地域社会との連携を通じて、業界が抱える課題の解決を目指してまいります。

ZOZOTOWN20周年、ZOZOは新たな拡大フェーズへ

2024年12月、当社の主力サービス「ZOZOTOWN」がサービス開始から20周年を迎えました。節目の年を次なる成長の起点と捉え、経営戦略、5つの拡大方針に基づいた取り組みを加速してきました。

① より幅広い層の取り込み

当社が主幹を務める、アジアを代表するトップアーティストが出演するアワード「ASIA STAR ENTERTAINER AWARDS」を通じて、これまで注力ターゲットとしてきた若年層へリーチし、多くの新規顧客を獲得することができました。また、当社が定期的に実施している調査(男女15〜59歳を対象とした「服を買う際に想起する購入先」)によると、ZOZOTOWNが高い想起率を獲得していることもわかりました。

また、当社はこれまでオンラインを通じて多くのお客様にファッションの楽しさをお届けしてまいりましたが、2025年6月には、さらにファッションとの新たな出会いや発見をリアルな場でも楽しんでいただきたいという想いから、お客様とブランド様が直接つながる新たな体験イベント「ZOZO横丁 SAPPORO」を、札幌・すすきのにて開催いたしました。

今後もより幅広い顧客層に対し積極的なプロモーションをおこない、「ファッションを『買う』なら ZOZO」から「ファッションの『こと』なら ZOZO」へと進化を続けてまいります。

② 一人あたりの購買頻度向上

生成AIやAIエージェントなど、AIの急速な普及を背景に、「ファッション×AI」という当社ならではの可能性を追求しています。具体的な例として、2024年にリニューアルしたファッションコーディネートアプリ「WEAR by ZOZO」があります。新たに提供開始した「ファッションジャンル診断」機能はZOZO独自のAIにより、お客様の好みのジャンルを言語化することで、ファッションとの出会いを拡張し、ZOZOTOWNへの送客率も1.2倍に向上しています。

また、ファッションは「人との出会い」と密接に関係しています。恋愛をきっかけにファッションの需要が高まるという調査結果も出ており、2025年6月にはZOZO独自のAIが「好みの雰囲気」の相手を紹介するマッチングアプリ「ZOZOマッチ」の提供を開始しました。ファッションを通じた新たな体験を提供することで、より多くの人がファッションを楽しむ機会の創出を目指しています。

さらに、ファッション領域に特化したAIエージェントの開発も進めています。グループ企業であるLINEヤフー社の「LINE」との連携を通じて、より多くのお客様との接点を創出する予定です。このように、私たちはお客様の検索行動やニーズの変化に対応し、ECの中だけでなく、生成AIやAIエージェントの世界でもファッションならではのカテゴリーキラーとなっていきたいと考えています。

③ 生産支援

2022年度から開始した生産支援プラットフォーム「Made by ZOZO」の生産型数は前期比+119.4%、生産枚数は+17.8%と、堅調に伸びています。Made by ZOZOは受注生産型であるため、過剰在庫を生まないサステナブルな生産体制にもつながっており、今後さらに拡大していきたいと考えています。また、2024年8月にはMade by ZOZOの仕組みを使い、インクルーシブウェアを受注販売できるサービス「キヤスク with ZOZO」を開始しました。現在、このサービスは、ブランド様との商品開発が決定しており、今後も型数を拡大していく方針です。

④ コスメ拡大とその次

コスメカテゴリーは順調に成長を遂げ、2024年度の商品取扱高は147億円と、前期比約30%増を記録しました。現在、ZOZOTOWN内においても大きな存在感のあるカテゴリーへと成長し、日本最大級のコスメモールの一つといえる規模になっています。アパレル領域で培った当社のシステムや物流インフラをコスメにも横展開することで、ブランド様とお客様双方にとって利便性の高い環境を実現しました。

また、今後のさらなるカテゴリー拡大として、2024年12月に韓国のファッション企業「MUSINSA」との戦略的パートナーシップに向けたMOUを締結しました。そのMUSINSAが扱う豊富な韓国ファッションがZOZOTOWNの中に並ぶことになれば、お客様に新たな選択肢を提供していけるのではないかと考えています。今後も当社のシステムをはじめとした環境を整え、ZOZOTOWNへ出店しやすい仕組みづくりを進めていきます。あわせて新たなカテゴリーへの展開も視野に入れながら、アパレルにとどまらない多様な商材の取り扱いを拡充することで、顧客体験のさらなる進化を目指してまいります。

⑤ テクノロジーの収益化(≒海外市場)

当社の強みであるテクノロジーを活かし、新たな収益機会創出のため市場開拓を進めています。その代表例が、3D計測用ボディースーツ「ZOZOSUIT」を活用した「ZOZOFIT」等であり、着実に実績を積み重ねています。また、グローバル市場での成長を見据え、欧米を中心に高い人気を誇るファッションショッピングプラットフォーム「Lyst」を運営するLYSTの全株式を取得し、完全子会社化しました(詳細はCFOメッセージにて記載)。今後は、LYSTとの連携を通じて、新たなファッションの楽しさと喜びをお届けしてまいります。

価値創造に向けたESGの取り組み

当社は、サステナビリティステートメント「ファッションでつなぐ、サステナブルな未来へ。」の実現に向けて、足元の財務課題への対応と、将来を見据えたサステナビリティの取り組みを切り離すことなく、両者を統合的な視点で捉えた経営を推進することが、持続的な企業価値の向上につながると考えています。そのため、中長期的に財務影響をもたらす重要なテーマをマテリアリティとして特定し、4つの重点取り組みを軸に、積極的に取り組んでいます。

重点取り組み①
取引先と共につくる、サステナブルでナナメウエなサービスの提供

当社は、ファッション業界が抱える環境や社会の課題に対し、取引先、お客様、地域社会と共に取り組むことが重要だと考えています。2022年から複数のブランド様と共に継続してクリーンイベントを実施し、これらの活動で回収したペットボトルごみの一部をアパレル製品の素材として再資源化し、生産支援プラットフォームMade by ZOZOの製品の一部に使用し販売しています。

他にも、LGBTQ+に関する啓発・支援活動として、認定NPO法人やブランド様と共に、当社が運営する「niaulab by ZOZO(似合うラボ)」の超パーソナルスタイリングを通じてLGBTQ+当事者の「自分らしいスタイルを楽しむ」機会を創出しました。今後も当社のテクノロジーや、Made by ZOZO、ZOZOUSEDなどのアセットを最大限に活用しながら、ステークホルダーの皆様と共に、環境や社会の課題解決と企業価値の向上を両立する取り組みを進めてまいります。

重点取り組み②
DE&Iの推進による、すべての人が自分らしく笑顔で生きられる職場や地域の実現

当社には、多様な価値観やバックグラウンドを持つ従業員が多数在籍しており、その一人ひとりの個性や能力こそが当社の競争力であり価値創造の源泉だと考えています。このような考え方のもと、当社では、「信頼の力で幸せな人と会社をソウゾウする」という新たな人事戦略を掲げ、マテリアリティ(重要課題)として特定した「従業員の働きがい向上」「人材育成の強化」「DE&I推進」などに重点的に取り組んでいます。

当社が目指す「自事」(※1)における幸せとは、従業員一人ひとりが自らの得意分野を伸ばし、それを自分自身のためだけでなく、仲間や社会のために活かすことで、頼られる存在となり、信頼から生まれるつながりや人の役に立つ喜びを感じることであると考えています。そこで当社では、キャリアアップやダイバーシティについての研修を実施するなど、すべての従業員が能力を発揮し、互いに信頼し合える、また異なる個性を尊重し合える職場環境の整備を進めています。

2024年度は、生成AIの急速な進化を受け、全社員にAIに関する研修を実施するとともに、ヒアリングを通じて業務ニーズに則した59件(※2)の業務を効率化させるAIツールを開発するなど、現場の声をもとにした実践的な取り組みも進めてきました。今後もこのような取り組みにより生産性を向上させるとともに、社員一人ひとりが新しい技術を柔軟に受け入れることで、各自が能力をより発揮し、『ソウゾウ力』で新たな価値を生み出せる環境をさらに整えていきます。

また、引き続き拠点地域を中心に次世代支援にも取り組んでおり、キャリア教育や環境問題をテーマとした出前授業を、累計300校以上で実施しています。今後も、子どもたちが将来の選択肢を広げるヒントやきっかけとなる機会を提供してまいります。

  1. 当社では、仕事のことを「仕事(仕えること)」ではなく「自事(自然なこと)」であるという意味を込めて、「自事」と表記します。
  2. 2025年4月時点

重点取り組み③
環境負荷の軽減による、豊かな地球への貢献

ファッション業界は、製品の製造から廃棄に至るまでの過程で、地球環境に大きな負荷を与える産業とされています。そのため、環境負荷の低減に向けた取り組みは、当社が持続可能な社会の実現に貢献するうえで欠かせないテーマの一つと考えており、当社では事業活動を通じて環境負荷を抑える様々な施策を推進しています。

当社は「2030カーボンニュートラル宣言」のもと、各拠点で使用する電力を100%再生可能エネルギーに切り替える予定のほか、空調最適制御システムの導入など省エネへの取り組みもおこなっています。また、当社の温室効果ガス削減目標は、SBTi(Science Based Targets initiative)より認定を受けています。

また、働き方改革関連法の施行による「物流の2024年問題」への対応として、「注文のおまとめ機能(※1)」や「ゆっくり配送(※2)」の導入などにより、配送件数の削減と環境負荷の軽減に努めています。2023年より受け取り方法の初期設定を「置き配」に変更しており、ZOZOTOWNの注文の約8割が「あんしん置き配」で配送(※3)されています。こうした取り組みによって、CO2排出量の低減や配送ドライバーの負担軽減にも寄与できていると考えています。さらに、スタッフ専用の通勤バス「ZOZOBUS」の運行ルート・本数の最適化、物流施設の自動化、梱包資材の環境配慮素材への切り替えなど、日々の業務の中でも環境負荷の低減を着実に進めています。

  1. 複数回に分けて商品を注文した際に、1つの注文としてまとめて配送する機能
  2. 商品注文日の7日後から10日後までに発送する新たな配送の選択肢
  3. 2024年7月時点。あんしん置き配指定可能な注文のうち、あんしん置き配での受け取りを選択した比率を算出

重点取り組み④
ガバナンス強化による、正しい経営と強靭な管理体制の維持・改善

当社は多くの取引先やお客様と日々接点を持つプラットフォーマーとして、サプライチェーン全体における人権尊重や環境への配慮が不可欠であると考えています。この考えに基づき、2024年5月に取引先企業を対象としたサプライチェーンデューデリジェンスの一環でESGに関するアンケート調査を実施しました。調査の結果、重大な人権侵害やコンプライアンス違反といったインシデントは確認されませんでしたが、取引先のESGへの対応状況など、今後起こりうるリスクについて把握することができました。また、全社員を対象としたサステナビリティに関するe-ラーニングを定期的に実施しているほか、有識者を招いた人権に関する勉強会を開催し、社員や取引先の知識向上に努めています。今後はこうした取り組みをさらに拡充させ、サプライチェーン全体のESGリスクの防止と低減に向けた取り組みを拡大させてまいります。

ステークホルダーへのメッセージ

当社は、企業理念「世界中をカッコよく、世界中に笑顔を。」のもと、ファッションとテクノロジーの力を掛け合わせながら、今後もこれまでにない新たな価値の創造と、社会課題の解決に挑戦し続けていきます。こうした挑戦を通じて、すべてのステークホルダーとの信頼関係を一層強固なものとし、企業としての存在意義をより高めていきたいと考えています。持続可能な社会の実現と、すべての人がファッションを楽しめる未来の創造に向けて、私たちはこれからも果敢に歩みを進めてまいります。

企業理念

企業理念

世界中をカッコよく、
世界中に笑顔を。

経営戦略

MORE FASHION
×
FASHION TECH

〜 ワクワクできる『似合う』を届ける 〜

サステナビリティステートメント

ファッションでつなぐ、
サステナブルな未来へ。

ZOZOらしさ

ソウゾウのナナメウエ /
日々進歩 / 愛

価値創造の軌跡

“ソウゾウのナナメウエ”をいく
ファッションテックカンパニーへ

2024年度 商品取扱高 6,143億円
  • 1998年

    有限会社
    スタートトゥデイ設立

  • 2000年

    輸入販売サイト
    「STMonline」
    サービス開始

  • 2004年

    ファッション通販サイト
    「ZOZOTOWN」
    サービス開始

  • 2006年

    物流拠点
    「ZOZOBASE」
    を開設

  • 2007年

    東京証券取引所
    マザーズ市場に
    上場

  • 2012年

    ブランド古着の
    ファッションゾーン
    「ZOZOUSED」
    サービス開始

  • 2013年

    ファッション
    コーディネートアプリ
    「WEAR」
    サービス開始

  • 2017年

    3D計測用
    ボディースーツ
    「ZOZOSUIT」
    サービス開始

  • 2018年

    株式会社
    スタートトゥデイから
    株式会社ZOZOに
    社名変更

  • 2018年

    物流拠点
    「ZOZOBASE
    つくば1
    」を開設

  • 2019年

    フルフィルメント
    支援サービス
    「Fulfillment by
    ZOZO」を開始

  • 2019年

    マルチサイズ
    サービス開始

  • 2019年

    LINEヤフー
    株式会社との
    資本業務提携

  • 2020年

    足の3D計測用マット
    「ZOZOMAT」
    サービス開始

  • 2020年

    シューズ専門ゾーン
    「ZOZOSHOES」
    オープン

  • 2020年

    物流拠点
    「ZOZOBASE
    習志野
    2」を開設

  • 2021年

    フェイスカラー
    計測ツール
    「ZOZOGLASS」
    サービス開始

  • 2021年

    コスメ専門モール
    「ZOZOCOSME」
    オープン

  • 2021年

    ZOZOTOWNと
    ブランド実店舗をつなぐ
    OMOプラットフォーム
    「ZOZOMO」
    サービス開始

  • 2022年

    3Dボディースキャン
    サービス
    「ZOZOFIT」
    サービス開始

  • 2022年

    ショップスタッフの販売
    サポートツール
    「FAANS」
    サービス開始

  • 2022年

    生産支援プラット
    フォーム
    「Made by
    ZOZO」
    サービス開始

  • 超パーソナル
    スタイリングサービス
    「niaulab by ZOZO」
    サービス開始

  • 2023年

    物流拠点
    「ZOZOBASE
    つくば
    3」を開設

  • 2024年

    事業者向け計測業務効率化サービス「ZOZOMETRY」サービス開始

  • 2025年

    英企業「LYST LTD」を完全子会社化

  • 1998年 / 有限会社スタート・トゥデイ設立

    輸入CD・レコードのカタログ通信販売を開始。

  • 2004年 / ファッション通販サイト
    「ZOZOTOWN」
    サービス開始

    17のインターネット上のセレクトショップを集積したファッションショッピングサイト「ZOZOTOWN」を開始。現在、取り扱いショップ数は1,600以上となり、年間1,200万人を超えるお客様にご利用いただいております。

  • 2007年 / 東京証券取引所マザーズ市場に上場

    上場時のセレモニーでは、当時の役員5人が「NO WAR」を一文字ずつ描いたTシャツを着用しました。

  • 2012年 / ブランド古着のファッションゾーン
    「ZOZOUSED」サービス開始

    ブランド古着のファッションゾーン「ZOZOUSED(ゾゾユーズド)」を開始。現在、7,000以上のブランドを取り扱い、毎日1万点以上の新着アイテムを掲載しております。

  • 2017年 / 3D計測用ボディースーツ
    「ZOZOSUIT」
    サービス開始

    インターネットでお買い物をする際の「サイズへの不安」を解消するためのテクノロジーとして、3D計測用ボディースーツ「ZOZOSUIT」を開始。

  • 2019年 / LINEヤフー株式会社との資本業務提携

    LINEヤフー株式会社との資本業務提携を発表(2019年11月 当社が連結子会社化)。創業者の前澤友作が退任し、後任として取締役 澤田宏太郎が代表取締役社長兼CEOに就任。

  • 2022年 / 3Dボディースキャンサービス
    「ZOZOFIT」
    サービス開始

    3D計測用ボディースーツ「ZOZOSUIT 」を活用した、ワークアウトの進捗をサポートする新サービス、3Dボディースキャンサービス「ZOZOFIT」を米国で開始。

  • 2022年 / 超パーソナルスタイリングサービス
    「niaulab by ZOZO」サービス開始

    ZOZO初のリアル店舗を表参道にオープン、自分の「似合う」が見つかる 超パーソナルスタイリングサービス「niaulab by ZOZO」を開始。

私たちの強み

国内最大級のファッションEC基盤と、
グローバル・グループシナジーによる成長

  • ZOZOTOWNの年間購入者数 1,200万人以上(※)
  • ZOZOTOWN出店ブランドのコアターゲットである若年層ユーザーが全体の5割以上を占める(※)
  • 1,600以上のショップ、9,000以上のブランドを取り扱う(※)
  • LINEヤフーグループとのグループシナジーによる新規顧客開拓
  • ファッションショッピングプラットフォーム「Lyst」との連携による欧米ECメディア領域への展開

(※)2025年3月末時点

テクノロジーやR&D機能、AIを生かしたファッションサービス

  • 顧客の購買履歴、レビュー、物流情報をマーケティングに活用
  • R&Dに積極的に取り組み、ファッション業界の活性に貢献
  • 生産支援プラットフォーム 「Made by ZOZO」をブランド各社へ提供
  • 計測デバイス「ZOZOSUIT」「ZOZOMAT」「ZOZOGLASS」「ZOZOMETRY」を提供
  • ファッションコーディネートアプリ「WEAR by ZOZO」を提供
  • 知的財産の管理体制強化による、知的財産権の取得数増加

ユニークなカルチャーに集まる人材

  • ファッションが好きな社員によるサービス運営
  • ZOZOらしいアクションを表彰する『ナナメウエアワード』を実施
  • 「楽しく働く」ことによって社員の高いエンゲージメントを実現
  • 多様な人材を雇用しライフスタイルにあわせた働き方を推奨

次世代育成を通じた地域との強固なつながり

  • 千葉市、つくば市と包括連携協定を締結し、両者が有する資源やノウハウを活かした取り組みを実施
  • 20歳未満の次世代と「つながり」を持ち地域の活性化に貢献
  • 災害時の迅速な寄付・支援体制を構築

成長戦略

ファッション小売市場における今後のポテンシャル

2024年度は、商品取扱高が5,600億円となり、前年度の5,300億円から5%成長しました。目標としている「商品取扱高8,000億円」の達成に向け、着実に歩みを進めています。また、アクティブ会員数も1,200万人から1,300万人へと増加し、より多くのお客様に継続的にご利用いただけるプラットフォームとしての基盤を強化することができました。一方で、「ZOZOTOWN」のターゲット人口における市場規模(オフライン市場+オンライン市場)7.5兆円のEC化率は28%で、オンライン市場を2.1兆円と推計しており、まだまだ拡大の余地は大きいと考えています。引き続き、社会の変化を踏まえながら、成長し続ける企業を目指してまいります。

会員のファッション購買におけるZOZOシェアの図
  • ZOZOTOWN本店と Y!SHP 店の合計値(重複登録会員は1人としてカウント)

今後の拡大方針

経営戦略「MORE FASHION × FASHION TECH ~ ワクワクできる『似合う』を届ける ~」のもと、5つの拡大方針「① より幅広い層の取り込み」「② 一人あたり購買頻度向上」「③ 生産支援」「④ コスメ拡大とその次」「⑤ テクノロジーの収益化(≒海外市場)」を推進し持続的な成長を目指していきます。

中長期の成長イメージ
  • 市場規模は矢野経済研究所_2022年版化粧品マーケティング総鑑を参考に当社推計、EC化率は当社推計

マテリアリティ

マテリアリティの特定

当社では、重要なステークホルダーから日常的に当社に対する期待、要望、意見を収集しています。当社のサービスユーザー、クライアントからの期待などは、アンケートやインタビューを通じて収集し、既存の株主および他の投資家からの期待も、株主総会や、エンゲージメント・ミーティング、当社への評価データを通じて収集しています。また、業界団体やNGOの方々からの期待などは、ミーティングやインタビューをおこない把握に努めています。これら各ステークホルダーの期待や要望と主要なESG評価項目などの社会からの要請を参考に、当社グループの特性や当社グループの成長への寄与の観点から議論・検討し、ステークホルダーと当社の双方にとって重要性の高いマテリアリティ項目を19項目特定しました。

※「マテリアリティ」はSDGs推進委員会にて審議し、2024年8月16日の取締役会にて承認

マテリアリティマップ

マテリアリティマップ

4つの重点取り組み

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