スタッフインタビュー

大谷桜子

Sakurako Otani / CDO Office
踏み出す力で、世界中をカッコよく、世界中に笑顔を。

Interview

ZOZOを選んだのは2つの「好き」を両立できるから

幼い頃から絵を描くことが好きだった私は、大学で本格的にデザインを学ぶ機会に恵まれ、その学びやスキルを活かしてデザインに携わる仕事がしたいと考えていました。

でも、就活をはじめた当初は「デザイナーになる」と言い切れるほどの決意はありませんでした。私が在学していたのは総合大学のデザイン学科で、プロダクトデザインを軸に幅広くデザインを学ぶ機会はありましたが、美大のようにひとつの分野を専門的に学んできたではなかったからです。

実際、周りには勉強してきたこととは異なる職種や業界に進む人が多くいました。それはそれで良い選択ですし、その影響もあって幅広くいろんな企業を見ていく中で、「働くからには自分の手がけたもので、人々の生活を楽しく豊かにしたい」という軸も自然と自分の中にできていきました。

そんな時、アルバイト先の先輩から意外なアドバイスをもらいました。「ZOZOのようなファッションECのWebデザイナーだったら、大学で得たデザインのスキルを活かしながら、好きなファッションにも携われるんじゃない?」。もともとファッションが好きだったものの、「仕事にする」には手が届かない業界だと思っていた私は、先輩にそう言われ、その手があったかと。

すぐにZOZOのコーポレートサイトを見にいき、個性的なスタッフたちがそれぞれの夢を掲げながら、一丸となって働いている姿がカッコよく、何より楽しそうで、これまで抱いていた「会社で働く」というイメージが崩され、魅了されてしまいました。ここならきっと、自分のデザインで人々の生活を豊かにでき、多くの人に喜んでもらえるはず。この時点で、直観的に「ZOZOで働きたい」という気持ちが固まっていました。

緊張で凝り固まった心を解きほぐしてくれた上司の言葉

2022年4月、ZOZOにデザイナーとして入社した私は、いま2人の同期とともに、CDO室(Chief Design Office)というデザイン系の部署でジョブローテーションをしながら研修を行っています。5月から8月までいた新規事業デザイン部(旧・ブランディング戦略部)では新サービスの立ち上げにまつわるクリエイティブに携わり、9月からはUI・UXデザイン部のZOZOTOWNブロックで、サイトデザイン要素の見直しやビジュアルのアップデート作業を担当しています。来年1月からはプロモーションデザイン部で広告制作に携わる予定です。

ZOZOに入って驚いたのは、何事に対してもフラットでオープンなことでした。たとえ社会人1年目の新人のクリエイティブや意見であっても侮らず、内容で評価することが徹底されているんです。でもそのフラットさが最初のうちは不安でした。「チームに迷惑をかけたらどうしよう」「間違ったことを言っているのではないか」という気持ちと常に隣り合わせだった気がします。

あるとき思い切って当時の上司にその気持ちを打ち明けたところ「ビジネスに染まっていない新卒社員は社内でもっともユーザーに近い立場。失敗なんて気にせず、素直に感じたことを表現してほしい」と言われ驚きました。社会人としての未熟さを前向きに評価してもらえるとは思わなかったからです。

それと同時に凝り固まった心が解きほぐされたような気分にもなりました。それ以来、肩の力を抜いてデザインと向き合えるようになった気がします。

研修期間中に参加した「ZOZO初のリアル店舗」の立ち上げ

最初の研修先ではじめて関わった自事は『niaulab by ZOZO(以下、似合うラボ)』(※1)でした。似合うラボは、東京の表参道にオープンするZOZO初のリアル店舗ですが、ここでは洋服を売りません。似合うラボは、ZOZO独自の「似合うラボAI」とプロのスタイリストの知見を掛け合わせ、自分の「似合う」が見つかる超パーソナルスタイリングサービスを提供します。私は新卒社員として、このユニークな取り組みに携わる機会に恵まれました。

お客様のご来店から退店されるまでの間の体験設計を固めるプロセスに参加したり、プロジェクトの魅力を伝えるLPやクリエイティブの制作に携わったりと、非常に幅広い業務を任せてもらう中で、嬉しかった出来事がありました。それは「似合うってなんだ ZOZOスタッフ編(※2)」と題したLPの制作に携わった時のことです。

掲載内容を確認するため、制作に協力してもらった60人のスタッフに連絡を取った時、多くの方から「素敵に仕上げてくれてありがとう」「サイトに掲載されるのを本当に楽しみにしています!」と、感謝や応援の言葉をかけてもらいました。自分が担当した自事でこんなにも温かな気持ちになれるとは思っていなかったのでとても嬉しかったのを覚えています。人を楽しませ喜んでいただくために費やした努力はきっと相手に伝わる。そんなことを改めて実感しました。

(※1)プレスリリース「ZOZO初のリアル店舗を表参道にオープン、 自分の「似合う」が見つかる 超パーソナルスタイリングサービス「niaulab by ZOZO」を開始 ~ ZOZO独自のAIとプロのスタイリストの知見を掛け合わせ、スペシャルな体験を無料で提供 〜」(2022年11月9日)

(※2)「似合うってなんだ ZOZOスタッフ編」

踏み出す力で、世界中をカッコよく、世界中に笑顔を。

会社全体の戦略に関わる大きなプロジェクトに携わったことで、不安があってもチャレンジする勇気、一歩踏み出す大切さを学んだ気がします。研修期間を終えた後、どの部署に配属されるか決まっていませんが、どんなサービスやプロダクトを担当することになったとしても、デザインを通じてユーザーや会社に貢献できる人になりたいという気持ちは変わりません。

目指しているのは、人の気持ちをプラスの方向に動かすデザイナーです。身近な人はもちろん、多くの人たちに喜びや楽しさを届けられるデザイナーになるためにも、様々なことにチャレンジして少しでも早く自分の得意分野や強みを見つけなければと思っています。

ZOZOは若い人にもベテランにも分け隔てなくチャンスを与え支援してくれる会社です。先日上司から「もっとデザインに自分らしさを出してみたら」と言われ、ハッとしたことがありました。スケジュールやレギュレーションを守ること、ニーズに応えることばかりにとらわれて、自分自身が楽しめていないことに気づいたのです。上司や先輩たちを見ていて感じるのですが、やはり自事を楽しんでいる方のデザインはすごく魅力的です。

自分を抑えるのではなく、自分がいいと思えるものを発信できるデザイナーになりたい。その思いが以前よりも強くなっているのを感じます。

CDO室 / 2022年新卒入社

大谷桜子

2022年 株式会社ZOZOに新卒として入社。現在は1年にわたりCDO室の3部署をローテーションするデザイン研修期間で、9月からUI・UXデザイン部 ZOZOTOWNブロックでECのUI・UXの改善に取り組む。5~8月まで研修で在籍していた新規事業デザイン部(旧・ブランディング戦略部)では、自分の「似合う」が見つかる超パーソナルスタイリングサービス『niaulab by ZOZO』の店舗内における顧客体験設計やLPなどのクリエイティブに携わる。趣味は海外旅行で、いま一番訪れたい国No.1はイタリア。

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