Interview
「自分らしさ」を力に。海外大と大学院を経た新卒2人が選んだファーストキャリア
| 国内トップクラスの大学・大学院で学業に打ち込んだ髙澤萌芽と、韓国の名門大学に進学し、海外での学びや生活を経験した工藤侑里。学生時代の学びや経験から、卒業後も多様な選択肢が広がっていた中、二人が選んだのは「ZOZOで働く」というファーストキャリアでした。 今回はそんな二人に、学生時代の経験や就職活動、ZOZOを選んだ理由をはじめ、入社後に知ったZOZOの新たな一面、これから挑戦したいことについて話を聞きました。 |
興味を追いかけて進んだ、それぞれの学生時代
────お二人が、学生時代に最も力を入れて取り組んだことを教えてください。
工藤:韓国語の勉強です。小学生のころからK-POPアイドルにハマり、高校生のときに独学で学び始めました。
高校卒業後は、いち早く新しい環境に飛び込み自分の可能性を試したいと考え、韓国の大学へ進学しました。在学中は、経営学や韓国の文化を学びながら、広告代理店での長期インターンにも取り組みました。
ちょうどコロナ禍と重なり、韓国語を伸ばすことには苦労しましたが、留学3か月目に韓国人だけが暮らすシェアハウスへの入居を決め、常に韓国語を使わざるを得ない環境に身を置きました。その結果、想像より早く語学力が伸び、留学4か月目に受けた韓国語能力試験(TOPIK)では最上級の6級に合格しました。この経験から、「環境を変えることで自分を成長させる」という私なりの学び方も身につきました。
髙澤:学生時代に最も力を入れたのは学業で、自分の関心があることを起点に、学部の枠を越えて学びを深めました。高校はいわゆる進学校に通っていましたが、周囲と比べ、特別に自分から進んで勉強に打ち込むタイプではありませんでした。それが、大学で関心のある授業を自由に選べるようになると、自然と勉強に熱中するようになり、成績も上がっていきました。法学部にいながら必修科目以外は他学部の講義を中心に履修し、気づけば、社会学にのめり込んでいました。特に、人が日々感じている感情を社会学的に捉え直す「感情社会学」との出会いは、その後の進路や今の考え方に大きな影響を与えてくれました。
その頃、教授から大学院への進学を勧められ、学部とは異なる専攻の修士課程に進学し、子育てとキャリアの両立支援について研究しました。こうした経験から、自分は「興味を持ったことにはとことん夢中になれるタイプ」なのだと気づきましたね。
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左から 工藤侑里、髙澤萌芽
「どう働きたいか」を大切に
────多彩な経験を持つお二人だからこそ、海外・外資企業への就職も含め、様々な選択肢もあったかと思います。就職活動では、どのような軸で企業を選んでいましたか。
工藤:私が重視したのは「留学経験を活かせる、創造的な環境であること」と、「仕事以外の時間も大切にできること」でした。韓国でのインターンを通じて、若手のうちから実践的な自事(※)を任せられ、裁量を持って挑戦できる環境で働きたいと思うようになりました。また、心身の健康を保ちながら、趣味や自己啓発の時間も大切にした働き方ができるかどうかも重視していました。
髙澤:私は「ワクワクできること」と「心の余裕」でした。在学中に妊娠・出産を経験し、自事も育児も、どちらも楽しみたいと考えていました。だからこそ、興味を持って熱中できるフィールドがあるか、プライベートも楽しめる余裕を持つことができるかを軸に企業を見ていました。
(※)ZOZOでは、仕事のことを「仕事(仕えること)」ではなく、「自事(自然なこと)」であるという意味を込めて、「自事」と表記します。
────そんなお二人が、数ある企業の中からZOZOへの入社を決めた理由を教えてください。
工藤:韓国の大学へ進学し、現地での就職や外資系企業など卒業後の選択肢は広がりました。ただ、実際に就職活動を始めると、ビザなど留学生ならではの制約もあり、どの国で働くか迷った時期もありました。最終的には、働く国やエリアで企業を選ぶのではなく、留学経験や異文化への理解力など自分のバックグラウンドを活かせる会社を選ぼうと考えました。
ZOZOの選考過程では、複数の先輩スタッフと実際に話す機会がありました。考え方や職場の雰囲気に触れる中で、ZOZOでは一人ひとりの個性や考え方が尊重されていることが伝わってきたんです。また、留学中に培った行動力や異文化への適応力を発揮しながら、ここで挑戦してみたいと感じられたことも、決め手になりましたね。
また、内々定をいただいた時期にZOZOとMUSINSAの提携に関するニュース(※)が発表され、韓国で過ごした経験を役立てられるのではないかと、ZOZOで働くことがより楽しみになりました。
(※)プレスリリース:ZOZO、韓国のファッション企業「MUSINSA」と戦略的パートナーシップに向けたMOUを締結
髙澤:「一番ありのままの自分でいられそう」と感じたことが決め手でした。ZOZOの面接では、「経験」や「できること」だけでなく、「どんな人なのか」を知ろうとしてくれたことが印象的でした。私の場合、妊娠中の就職活動だったこともあり、それが選考に影響しないか、不安に思う気持ちもありました。しかし、実際に面接を重ねる中で、自分の状況や選択を尊重してもらえていると感じ、安心して自己開示できたことを覚えています。
このときに感じた、一人ひとりの多様な考えや選択を尊重してくれる安心感は、ZOZOへの入社を決める大きな理由の一つとなりました。就職先を選ぶうえで、条件面だけでなく、自分らしく心穏やかに過ごせる環境かどうかも大切にしてよかったと、入社した今でも思っています。
────内々定を承諾してから入社までは、どのように過ごしていましたか。
工藤:韓国で過ごせる残りの時間をできるだけ充実させたいと思い、広告代理店での長期インターンに加えて、化粧品メーカーの短期インターンにも挑戦しました。この期間には、同期と直接会う機会もあり、入社前からつながりを持てたことは、不安をやわらげる大きな安心材料になりました。
髙澤:子どもも生まれ、修士論文の執筆と育児に追われる日々でしたね。先輩スタッフや同期と交流する機会も複数回あり、入社後の不安や小さな疑問を解消することができました。多様なバックグラウンドや強みを持つ、明るく思いやりのある同期とつながることができ、入社がより楽しみになりました。
入社して実感した、若手の挑戦環境と裁量
────入社前に抱いていたZOZOの印象と、実際に働いて感じたギャップは、どんなところでしたか。
工藤:おしゃれでカジュアルな会社という印象でした。入社後もそのイメージは変わりませんが、業務においては、一つひとつにしっかりとした仕組みがあり、先輩スタッフによる研修でも、とても丁寧に教わりました。
若手に任される範囲も広く、新卒入社3年目の先輩が社内表彰を受けている姿を見て、選考時に聞いていた「若手にも挑戦の機会があり、実際に活躍している」という話は本当なのだと実感しました。
また、ZOZOが経営戦略(※)に掲げている「ワクワクできる『似合う』を届ける」にもある「似合う」という言葉が、机上のキーワードとしてだけでなく、日々の会話でも自然と出てくるなど、会社全体に浸透していることも入社後に感じた魅力です。
(※)経営戦略:「MORE FASHION ×FASHION TECH 〜 ワクワクできる『似合う』を届ける 〜」
髙澤:入社前は、ファッションへの専門知識が豊富な人やこだわりがある人が多いイメージがありました。私はものすごく詳しいというわけではなかったので、馴染めるかという不安もありました。選考中に、その不安を採用担当者へ正直に伝えると、「お客様のファッションへの知識の深さや関心は様々だからこそ、多様なスタッフの視点を活かすことが、より良いサービスづくりにつながる」と言っていただき、自分にもできることがありそうだと思えました。
実際に入社してみても、ファッションの専門性や「詳しさ」の度合いで評価し合うような雰囲気はなく、様々なスタッフが、それぞれの視点からファッションの魅力や面白さに向き合っていると感じます。そうした多様性もZOZOの強みの一つですね。
それぞれの経験を、ZOZOで新たな強みに
────現在は研修中のお二人ですが、学生時代の経験は、どう活きていますか。
工藤:現在はジョブローテーション形式(※)の研修中で、1~2か月ごとに所属部門が変わり、業務内容や関わる人も大きく変化します。所属部門が変わるたびに、右も左も分からない状態からのスタートですが、新しい環境でも前向きに楽しめているのは、慣れない環境へ自分から飛び込んだ留学中の経験があるからだと思います。既存のやり方にとらわれず、違う意見も取り入れながら進めようと思えるのも、海外で多様な価値観に触れてきたからかもしれません。
髙澤:「数字の背景にある人の行動を考える」という、学生時代の学びを活かせていると感じます。学部では質的研究、大学院では量的研究に取り組み、全体の傾向を捉えることと、その背景にある一人ひとりの考えに目を向けることの両方の重要性と手法を学びました。例えば、研修中にとある売上データに触れたときも、数字を比べるだけではその理由が見えてきませんでした。でも、気温の変化や季節の移り変わりまで考えたときにはじめて、お客様の行動が見えてきたんです。統計学のゼミで身につけた、筋道を立てて考える力が役立ったと感じました。
(※)2026年度新卒入社のビジネス部門のスタッフは、物流管理・カスタマーサポート・EC事業部門の主要部門で、1か月から2か月ごとに短期のジョブローテーションをおこなっています。
────今後、ZOZOでどのようなことに挑戦したいですか。
工藤:韓国での経験や、グローバルなバックグラウンドを活かせる業務に挑戦したいです。韓国のファッション企業「MUSINSA」との案件を担当している先輩から、韓国市場と向き合う中で感じている課題や今後の可能性を聞き、韓国語に加え、現地での生活経験を持つ自分ならではの強みを活かせる領域がありそうだと感じました。ZOZO全体でも、海外での事業展開を本格化させていく動きがあり、語学力や海外での経験を活かせる機会は、今後さらに広がっていくと感じています。その中で、私は特に韓国での経験を持つ一人として、日本と韓国のブランドや文化をつなぐ架け橋のような存在になれたらと考えています。
髙澤:将来的には、学生時代から研究してきたテーマでもある、子育てとキャリアの両立支援に携わりたいです。人事・労務の領域で、「子育てをしながら働きやすい会社といえばZOZO」と思ってもらえる環境づくりに携わりたいと考えています。そのためにも、まずは現場を知る必要があると思っています。目の前のタスクをこなすだけではなく、「この業務自体をもっとやりやすくできないか」という視点を持ち、業務改善にも主体的に取り組みたいです。大学・大学院で培った、データと、その背景にある一人ひとりの声や行動の両方に目を向ける視点も活かしながら、負荷やコスト軽減による生産性や働きやすさの向上などにもつなげていきたいです。
────お二人が考える「ZOZOらしさ」を教えてください。
工藤:部署の垣根を越えて相談し合える、距離感の近さだと思います。ジョブローテーションで複数の部署を経験する中で、以前所属していた部署の先輩に気軽に相談できたり、他部署のスタッフがすぐに協力してくれたりする場面が多く、組織としての一体感を強く感じています。
髙澤:3つのZOZOらしさ(※)の言葉を借りると、特に「愛」を強く感じますね。ZOZOでは、「人のためにすることが、自分のためにもなる」と、スタッフ一人ひとりが自然に考えているように思います。うまくいった事例やノウハウも積極的に共有するカルチャーやスタッフ同士の日々のコミュニケーションにも、お互いを思いやる行動や言葉が表れていて、ZOZOらしい「愛」を感じています。
(※)ZOZOらしさ:「日々進歩」「愛」「ソウゾウのナナメウエ」
────最後に、学生の皆さんへメッセージをお願いします。
工藤:就職活動では、自分の軸を持つことと同時に、まず一歩行動してみることを大切にしてほしいです。私自身、留学中や就職活動に悩んだときは、行動しながら考えてきました。迷っている時間よりも、実際に動いてみて見えてくるもののほうが、ずっと多いと感じています。
ZOZOに興味を持ってくださっている方には、説明会や選考過程で、様々なスタッフと話してみてほしいです。実際に人と話すことで、雰囲気や社風も分かると思います。就職活動を楽しみながら、ぜひ自分らしい選択をしていただきたいですね。
髙澤:就職活動中は、ファーストキャリアを「社会から見た“自分”に対する第一印象」のように感じていて、選択を間違えてはいけないといったプレッシャーもありました。でも今思えば、ファーストキャリアは「自分から見た“仕事”に対する第一印象」でもあるんですよね。自分にとって仕事とはどういうものかを形づくる最初の一歩であり、ZOZOを選んだからこそ「仕事は楽しいもの」という第一印象を持つことができました。この先どんなキャリアを歩んでも、その印象はきっと変わらないと思います。
就職活動では、企業側からどう見られるかだけではなく、「どんな状態が自分にとって幸せか」「どんな自分でいるときが好きか」も大切にしてみてください。自分自身が納得できる選択ができることを願っています。
※サービス名称や所属は取材当時の内容です。(公開日:2026年10月16日)
2026年 新卒入社 /
新卒17期生
工藤 侑里 ブランド営業一部
成均館大学校を卒業後、2026年にZOZOへ入社。現在はジョブローテーションの一環として、ブランド営業本部にて、商談や展示会への同席、ショップの売上分析などを通じて、出店ブランドや業務への理解を深めている。好きなものは美容とお寿司。最近はカプセルトイにハマっている。
髙澤 萌芽 ブランド営業二部
慶應義塾大学卒業後、同大学大学院を修了、2026年にZOZOへ入社。現在はジョブローテーションの一環として、ブランド営業本部にて、商談や展示会への同席、ショップの売上分析などを通じて、出店ブランドや業務への理解を深めている。趣味は韓国ドラマ鑑賞とK-POP。学生時代はK-POPコピーダンスサークルに所属。一児の母。
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