Interview
ビジネス部門で奮闘中の若手スタッフが本音で語る
「私がZOZOを選んだわけ」
学生時代から多彩な挑戦を重ねてきた上田優芽奈と伊藤日菜子は、就職活動を通じてZOZOと出会い、働くことを楽しみ、挑戦を後押ししてくれるカルチャーに惹かれて入社したといいます。今回は新卒入社を経てビジネス部門に配属されたふたりに、ZOZOを選んだ理由や入社してはじめて知ったZOZOの一面、業務のやりがい、将来の目標について話を聞きました。 |
学業とプライベートの両立を目指した、ふたりの学生時代
────どんな学生時代を過ごされましたか?
上田:慶応義塾大学在学時代は、人とぬいぐるみの関係性を手がかりに、人間の愛着について研究していました。デザインやプログラミング、動画制作、心理学など、幅広く学び、物事を多角的に捉える力が養えたと思います。
伊藤:私はZOZO本社に近い千葉大学文学部で、英語の構造について学びました。普段は意識せずに使っている文法や接辞にも、歴史的な背景や発声との関わりがあると知り、言語の奥深さとともに、日常の出来事を立体的に捉える力がついた気がします。卒論は英語で執筆したので大変でしたが、いまにして思えばとてもいい経験になりました。
────勉学以外で熱中したことはありますか?
伊藤:「学生生活はいましかない!」という気持ちで、とにかく全力で楽しんでいましたね。毎日友達と遊びにいったり、旅行したり、さまざまな髪色やファッションにも挑戦しました。失敗しても大丈夫な時間は限られていると思っていたので、とにかく「やりたい」と思ったことには何でも挑戦する学生だったように思います。アイルランドへの短期留学や、居酒屋と家庭教師の掛け持ちアルバイトでは、人との交流を広げる楽しさや、相手の立場に立って考え動く大切さを学びました。
上田:実は4年生の秋から1年間休学していたこともあり、さまざまなことに挑戦していたんです。子ども向けYouTubeチャンネルの動画制作にはじまり、ラジオ局でのパーソナリティやアシスタントディレクター、Webライターやアドバイザー、ニューヨークではSNS運用や日本のおもちゃの市場調査、雑貨店の店員などにも取り組みました。大学生活はコロナ禍と重なり思い通りにならないことが多くありましたが、その中で出来ることを模索し工夫して取り組んだ経験は、何事にも前向きに挑戦する意欲を培ってくれたと思います。
────就活中、どんな業界に関心がありましたか?
上田:もともと4年生になったら休学するつもりだったので、3年次に就活はほとんどせず、興味の赴くままに1年間、挑戦し続けて感じたことがあります。それは多くの人たちに幸せを届ける自事(※)がしたいという思いでした。それで休学中に興味を持ったテレビ局への就職を志したのですが、メディアは狭き門です。もうひとつ別の軸を探していたときに思い浮かんだのがEC業界でした。買い物の楽しさはエンタメに通じる部分がありますし、多くの人にとって身近なビジネスです。それで、テレビ業界とEC業界に絞った活動をしていました。
伊藤:もともとファッションが好きだったのですが、それはあくまで趣味の範囲の話でした。職業にしようとは考えておらず、コンサルティング業界や人材業界を中心に就活していました。ZOZOにエントリーしたのは、ほんの軽い気持ちからでしたね。日頃からZOZOTOWNを利用していましたし、本社が大学の目と鼻の先にあったので試しに受けてみようかと。
(※)ZOZOでは、仕事のことを「仕事(仕えること)」ではなく「自事(自然なこと)」であるという意味を込めて、「自事」と表記します。
────ZOZOを選んだ決め手を教えてください。どんな魅力を感じましたか?
伊藤:実は高校や大学を選ぶときもそうだったのですが、私はこれまで「自分がやりたいかどうか」よりも「客観的に見てよさそうかどうか」を優先してきました。就職先選びでも同じで、楽しさや面白さを基準にするなんて、現実はそんなに甘くないと思っていたんです。でも、ZOZOの選考を受けてみて、考えが変わりました。「学生のころよりもZOZOで働いているいまのほうが楽しい」とおっしゃる先輩がいたからです。衝撃的でしたね。しかもその先輩だけが特別ではなく、選考期間中にお会いしたほとんどのみなさんから、仕事もプライベートも全力で楽しもうとする姿勢を感じられました。それではじめて「好きなことを仕事にしてもいいんだ」と思えたんです。ZOZOが圧倒的第一志望に踊り出た瞬間でした(笑)
上田:私は、面接等を通じて5人の社員とお話ししたのですが、ZOZOはとくに働いている人がとても魅力的でしたね。それまで、ZOZOはアグレッシブでノリが良い人が多い会社というイメージだったのですが、実際に会ってみると、みなさん本当に物腰が柔らかくて話しやすい方ばかり。それでいて、自事に対する考えやビジョンはしっかり持っているのが感じられ、いい意味で裏切られましたね(笑)。私は以前から何をするにしても「誰とするか」を大切にしてきたので、この人たちとなら、大変なことがあってもきっと乗り越えられると思ってZOZOを選びました。
経験年数にこだわらず「任せて育てる」カルチャー
────いま、どんなお自事に携わっていますか?
上田:マーケティング本部プロモーション部計画管理ブロックで、主にZOZOTOWNで取り扱っている新品アイテムの週次・月次の売上管理やマーケティング分析、毎週実施されるボードメンバーへのレポーティング業務を担当しています。このほかにも、月次予算を日別予算に割りふる業務や、ZOZOTOWNのマーケティング施策の運用にも携わっています。
伊藤:まだジョブローテーション中で本配属前ですが、現在はZOZOTOWNに出店いただいているブランド様に売上施策を提案するブランド営業二部に所属しています。具体的には、先輩が担当するブランド様との商談や展示会、ファッションショーに同席して知見を深める一方で、売上やマーケティング分析のサポートを通じて、ブランド営業の基礎を学ばせてもらっているところです。
────自事を通じて感じる面白さや、自事のやりがいを教えてください。
伊藤:つい最近のことです。それまで商談の場では先輩の横で話をうかがったり、いくつか質問したりする程度でしたが、先日、はじめてブランド分析資料の作成からお客様へのプレゼンまで、一連の流れを任せていただきました。分析や資料づくりに時間がかかったり、プレゼンが思うように進まなかったりと課題もありましたが、挑戦してよかったと感じています。なぜなら、そのプレゼン後に先輩から、「お客様の本音を引き出すことができていたね」と認めていただいたからです。つたないプレゼンではありましたが、相手に寄り添う姿勢と熱意があれば、入社1年目でもお客様の心を動かせるのだと実感しました。働く上で、とても大切なことをつかんだ気がします。
上田:先日、直属の上司が2か月の育休に入ることになり、入社2年目の私が業務をリードすることになりました。私のブロックは上司と配属間もない同僚だけの少数精鋭チームです。最初は不安でいっぱいだったのですが、とてもいい経験になりました。わずか2か月とはいえ、責任ある自事を任されたことで当事者意識が高まり、自事の解像度が一段と高まったからです。業務の性質上日頃から役員の方々やAI・データマネジメントに知見の深い専門チームと直接やり取りする機会が多く、入社間もない若手には手に余ると感じる場面が少なくありません。でも、こうした貴重な機会を経験させていただいていること自体が私にとってのモチベーションであり、自事のやりがいでもあるんです。
────現在、どんな課題を感じていますか? その克服のために努力していることはありますか?
上田:分析主体の部署なので、データベースから情報を引き出すためにSQL(Structured Query Language)を使う機会が多いのですが、最終的なアウトプットをイメージしてSQLクエリに落とし込むのがまだ得意ではありません。いまは上司に週に1回、1時間ほど時間をとってもらい教えてもらっているような状況なので、まずはひとりで必要なデータを素早くわかりやすい形でまとめられるようになりたいですね。それがいまの課題です。
伊藤:ブランド分析は、あらかじめ定めたゴールから逆算して考察を深めることが求められますが、私はどうしてもひらめいたアイデアに引っ張られて分析を進めてしまいがちです。お客様により適切な提案ができるよう、分析の質を高めることが当面の課題だと感じています。これに限らず学ぶべきことは少なくありません。早く自事の基本を身につけたいと思っています。
仲間たちの優しさと、働きやすさを感じる職場環境
────職場の雰囲気を教えてください。同僚や上司、先輩とはどのような関係を築いていますか?
伊藤:とにかく「温かい」のひと言につきます。先輩方もみなさん優しく接してくださるので、気兼ねなく相談できるのがありがたいですね。もちろん同期とも仲がよくて、プライベートも一緒に過ごしたり、たわいもない連絡をとったりしていい関係を築けています。一人ひとりの考えや個性を尊重してもらえる環境だからこそだと思いますし、普段から温かい雰囲気をつくってくださっている上司や先輩方にはとても感謝しています。
上田:アットホームですし自然体でいられる職場ですね。もし業務中に違和感や疑問を感じたとしても、気軽に話せる雰囲気があるので、悩みや不安を抱え込むことはありません。3人しかいない小さなチームだからこそ、よりそう感じるのかもしれませんね。プライベートな話もできる関係を築けているので、毎日楽しく働けています。
────入社するまで知らなかったZOZOの意外な一面を教えてください。
上田:入社前、ZOZOは創業から歴史を重ね、会社の規模が大きくなったいまは、外から見るより会社の動きが遅くなっているかも、と思っていたのですが、実際は違いました。私が入社してからも、会社の全体のシステムや制度もかなりのスピード感で改善されていますし、成長に必要なことであれば積極的に採り入れるスタンスは、まさにベンチャーそのもの。この規模感の会社で柔軟性と機動性を両立しているのはZOZOらしさの表れだと思います。
伊藤:先ほども少し触れた通り、入社前はひたすら自事を楽しんでいる方が多い印象だったのですが、実際に働いてみてわかったことがあります。それは単に自事を楽しんでいるというより、オンとオフの切り替えが上手なんだということです。集中すべきときは真剣に、そうでないときはいつものように楽しみながら自事を進める。そんなメリハリの利いた先輩方を見て、知らなかったZOZOの一面を見たような気がしました。
夢や目標が明確な人ほど成長しやすい環境がある
────今後、どんなキャリアを築いていきたいですか? なりたい姿や目指す目標を教えてください。
伊藤:ジョブローテーション後の配属先がどこであっても、ZOZOの魅力を社内外に発信できる影響力のある人材になりたいです。楽しく働きながら成果を残し周囲に良い影響を与えることも、価値あるファッションを世に届けることも、いずれもZOZOの素晴らしさを伝える大切な手段だと思っています。ブランド様やお客様はもちろん、共に働く仲間からも信頼され、さまざまな形でZOZOの魅力を広めていける存在を目指します。
上田:まずは「この人になら安心して任せられる」と思っていただけるような存在になるのが目標です。先々の目標でいうと、私たちが日々行っているZOZOTOWNの売上や在庫状況に基づく分析は、他部署のみなさんにとっても有益だと思うので、いつか、みなさんの自事に役立ててもらえるような取り組みができたらと思っています。
────ZOZOで活躍できるのはどんな人だと思いますか? また、どんな人と働きたいですか?
上田:やりたいことを「やりたい」と素直に主張できる人が活躍できる会社だと思います。ZOZOには、入社年次に関係なく前向きな提案を真剣に受け止め、実現を後押ししてくれる環境があるからです。自分のやりたいことがはっきりしていて、実現のための努力をいとわない人にとって、間違いなく成長できる会社だと思います。私が一緒に働きたいと思うのは、互いに支え合いながらも周囲への配慮を怠らず、自分のやりたいことを貫く意思と行動力を備えた人です。そんな方と一緒に働けたらいいですね。
伊藤:ZOZOは間違いなく、主体的に動ける人が活躍できる会社です。夢や目標が具体的な人にとって、間違いなく働きやすい環境だと思います。そんな方と一緒に働けたら楽しいでしょうね。私も当たり前にできることを着実に増やしていきながら、周囲にプラスアルファの価値を届けられる人になりたいと思っています。
※本記事は、2025年10月6日の公開日時点に基づいた内容です。
2023年 2025年新卒入社
新卒14・16期生
上田 優芽奈 マーケティング本部
慶應義塾大学環境情報学部を卒業後、2023年にZOZOへ新卒入社。現在はプロモーション部計画管理ブロックに所属し、主にZOZOTOWN本店における新品アイテムの売上確認や現状分析、日別予算の策定などを担当。また、マーケティング施策の運用にも携わっている。趣味はジャズダンス、旅行、友人と嗜むお酒、K-POPアイドルの推し活、お笑い鑑賞。
伊藤 日菜子 ブランド営業本部
2025年、千葉大学文学部を卒業後、ZOZOへ新卒入社。現在はジョブローテーションの一環としてブランド営業二部に所属し、商談や展示会、ファッションショーへの同席、ショップの売上分析などを通じて、出店ブランドや業務への理解を深めている。趣味は音楽鑑賞、読書。休日は友人と過ごす時間を大切にしている。社内部活ではDJ部に所属。
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