Interview
「好き」が才能になる。
コスメブランド営業が持つ、ぶれない軸と成長の軌跡
コスメブランドの営業担当として、大手ブランドとの企画を次々と前進させるなどの目覚ましい活躍を見せているのは、現在入社3年目の森川波音。「好きを自事(※)に選んだから、今の成長がある」と話す彼女は、持ち前のスピード感と提案力で前例のない取り組みにも果敢に挑戦し続けています。そんな森川さんを「強い意志とぶれない軸がある」と評価する上司の小野玲衣とともに、今に至るまでの成長の軌跡を振り返ってもらいました。 (※)ZOZOでは、仕事のことを「仕事(仕えること)」ではなく「自事(自然なこと)」であるという意味を込めて、「自事」と表記します。 |
「好きなこと」を大切にできる会社へ
────はじめに、森川さんがZOZOへ入社した経緯についてお聞かせください
森川:就職活動では金融やIT業界を中心に受けていたのですが、一社だけ好きなことに全振りした会社を受けてみようと思い、ZOZOに応募しました。面接では、ファッションやコスメなどの「好きなこと」に対する想いを丁寧に深掘りしてもらい、どの会社よりも自然体で話せた実感がありました。この会社ならどこよりも自分らしく働けそうだ、と感じたのが入社の決め手でした。
────現在担当している業務を教えてください。
森川:ブランド営業本部内のコスメチームで、コスメ専門モール「ZOZOCOSME」に出店いただいている大手企業のコスメブランド様を担当しています。具体的には、企画ページの作成やZOZOと共同での商品の開発など、幅広い企画を提案しています。昨年までは韓国コスメブランドを担当しており、セールやクーポンなどの販促施策の営業のほか、コラボ商品の企画もおこなっていました。コスメ事業は2021年に発足した事業なので、新しい企画を立案する機会が多いですね。
────ブロック長の小野さんは、どのような意図で森川さんに現在の業務を任せたのですか。
小野:森川さんは「韓国コスメの市場を拡大したい」という強い想いを持ち、様々な提案をしてくれていたので、案件に取り組むスピード感と提案力のほか、「新しいものを大きくする力がある」と感じていました。もともと備わっていた高い企画力に加えて、様々なブランドを担当して交渉力も身につけられれば、オールマイティな人材に成長してくれるのではないかという期待があり、現在の業務を任せています。
────配属された当初、森川さんに対してどのような印象を抱きましたか。
小野:まだ入社3年目にもかかわらず、落ち着いていて常に冷静なのが印象的でした。経験が浅い中で大手企業を担当することになれば、普通は尻込みしてしまうものですが、森川さんには簡単には動じない風格が当初からあったんです。営業としてブランド様と接するうえでは「ぶれない軸」を持つことが大切なので、その資質があるように感じました。
個性が生かされる環境の中で、自然体でいられる
────森川さんは、ご自身の成長をどのような瞬間に感じましたか。
森川:以前担当していた韓国コスメブランドに、キャラクターコラボ商品の企画を提案していたときのことです。この企画は「絶対に売れる」という確信があったのですが、様々な事情で、なかなか実を結びませんでした。それでもめげずに提案をし続けた結果、1年がかりでようやく実現に至ったときは、本当に嬉しかったです。提案するたびに「どうすれば実現できるか」を考え、チームメンバーや他チームの先輩などに幅広く意見を聞きながら「次こそは!」という気持ちで改善し続けてきたのがよかったのだと思います。
────自事への取り組み方で意識していることはありますか。
森川:できるだけ広い視野を持つようにしています。例えば、コスメの施策を考えるとき、「アパレルなどの他カテゴリーの施策は、コスメには当てはまらない」と考えてしまいがちですが、少し見方を変えれば応用できることもあると思うんです。私はできるだけ多くの事例に触れたいので、先輩が企画した商品のイベントに声をかけてもらったときは、他カテゴリーの商品であっても必ず参加するようにしています。
そうしてアイデアの引き出しが増えると、提案のスピード感も変わってきます。もし一つの案しか用意がないと、受け入れられなかったときにまた次の提案まで時間がかかってしまいますが、他にも案があればすぐに次に進めることができます。提案の流れを止めないためにも、複数のアイデアを同時に育てることは常に意識しています。
────ZOZOで働く醍醐味はなんですか。
森川:自然体でいられることですね。社員それぞれが得意なことを持っているので、周りに無理に合わせる必要がなく、自分の個性を活かした働き方ができます。私はアイデアを考えることが得意なので、企画力を強みにありのままの自分で働けている感覚があります。また、他の人の良いところもよく見えるので、吸収したいなと思う部分も多く、毎日刺激的で楽しい時間を過ごせています。
周囲のサポートがあるから「いばらの道」も楽しめる
────小野さんは、どのような瞬間に森川さんの成長を感じましたか。
小野:先日、森川さんが担当ブランド様に対して提案をしたときです。まだ担当して3ヶ月にもかかわらず、ブランド様が抱える課題と今後の展望を踏まえた心に響く提案で、ブランド様の経営層から一定の評価をいただき、企画を前に進めることへの合意を得ることができました。この経験は、いち営業として一歩成長した瞬間だったように感じます。
ブランド様から前向きな反応をいただけたのは、森川さんの意志の強さがあったからだと思います。私たちの提案に対するブランド様の反応は様々ですが、どんな時もブランドの未来を信じ、粘り強く対話を続けました。その結果、難易度の高いご要望であっても、ブランド様との信頼関係を築きながら、よりよい形へと着地することができたのだと思います。
森川:私自身はそんなに、強い意志を持とうと意識していたわけではないのですが、常に先のことを考えていました。私の中に「ブランド様にこうなってほしい」というビジョンがあったので、それを実現するためには、今回の企画をどうしても進める必要があったんです。提案前には、このビジョンを先方の担当者とも共有し、何度もミーティングを重ねて慎重に進めていきました。ここで頓挫して、軌道修正が難しくなることは絶対に避けたかったので、強い気持ちで提案に臨めたのではないかと思います。
また、提案の準備を進める中では、小野さんのサポートがありがたかったです。特に「伝え方」については、細かい部分まで相談に乗ってもらいました。同じ内容でも言い方一つで受け止められ方が変わるので、言葉にはかなり気を配っていたのですが、「こっちの伝え方の方がスッと入ってくるよ」と具体的なアドバイスをくれたおかげで、パッと道が開けたように感じました。
────森川さんはZOZOで働く中で、ご自身がどのように成長したと思いますか。
森川:難しそうな自事にも、進んで挑んでいけるようになりました。もともとは何事も効率的に進めたがる性格だったのですが、今の部署では経験のない自事に取り組む機会が多かったので、「どうすればできるようになるか」を考えるうちに、自分で道を地道に切り拓いていくことが好きになりました。ただ、一人でアイデアを出すのは限界があるので、チームメンバーや他チームの先輩方にもアドバイスをもらっています。前例のない自事は「いばらの道」ですが、今はその道を歩くことがむしろ楽しいと感じます。
────周囲のメンバーとのやり取りは多いですか。
森川:はい。コミュニケーションはかなり活発で、チーム内では常に質問や相談が飛び交っています。何かを聞いて嫌な顔をされたことは一度もありませんし、想像以上に真剣に答えてくれるので、本当に勉強になります。逆に、先輩から過去に担当していたブランドについて質問されることもあるので、先輩後輩問わずフラットな環境だなと思います。
小野:森川さんは日頃から細かな疑問やアイデアを口に出して伝えてくれるんです。「これを聞いたらまずいかな」といった躊躇なく、思ったことを寝かさずに聞いてくれるので、それが手際の良さにつながっているのだと思います。
森川:私は思いつきで「こんなことがやってみたいです」と言ってしまいがちなのですが、周りのメンバーは「それいいね」「こうやったらできそう」というように、ポジティブにサポートしてくれるのがとてもありがたいです。これからもチームの垣根をこえて、色々な方とコミュニケーションを取りつつ、自分自身の興味を広げていきたいですね。
ちなみに、ZOZOでは社内交流を促す目的で「FRIENDSHIP DAY」というイベントが毎年開催されています。様々なレクリエーションや企画が用意されていて、事業部や所属拠点を超えた新しいつながりのきっかけになるので、私はこの日に他部署の方とお話しできるのをいつも楽しみしています。
「野望」が成長を加速する。やりたいことを大切に
────どんな新卒社員と一緒に働きたいですか?
小野:前向きでZOZO愛に溢れ、やりたいことがあふれているような人と働きたいですね。ZOZOには、やりたいことがあれば自分発信で何でもチャレンジでき、それらを後押ししてくれる環境があります。特にファッションやコスメが好きな方であれば、好きを自事にできて、楽しくてたまらない日々が待っていると思います。
森川:私も「これをやりたい」という強い想いのある方と一緒に働きたいです。野心を持つことで自事が前に進んでいきますし、自分もそういう人からは学ぶところは多いと感じます。一人では突破が難しい局面では周囲の力を借りることもできるので、チャレンジ精神のある方にぜひZOZOを選んでもらいたいです。
────最後に、この記事を読んでいる方へメッセージをお願いします。
小野:人生の中でも、就職活動は最も大きな決断のタイミングだと思います。自分を知る絶好のチャンスでもあるので、ぜひ自分のこともZOZOのことも知り尽くして、悔いのない就職活動をしてもらえたらと思います。
森川:私がZOZOで成長できたのは、好きなことを自事に選んだからだと思います。大好きなファッションやコスメを扱っているからこそ「これを成し遂げたい!」という強い想いが湧いてきて、前向きに働くことができています。皆さんも自分の強みや、好きなことを大切にして、就職先を選んでみてください。
※本記事は、2025年9月30日の公開日時点に基づいた内容です。
ブランド営業本部 / 2022年新卒入社
新卒13期生 × ブロック長
ブランド営業本部 / 2022年新卒 森川 波音
2022年に新卒13期生として入社し、1年目の短期ジョブローテーションを経てブランド営業本部内のコスメチームに配属。現在はコスメブランドの営業として、韓国コスメから国内の大手コスメまで幅広く担当。担当ブランドの販促企画の検討や在庫管理などを担っている。趣味は犬と遊ぶことと映画鑑賞と旅行。
※本スタッフは部署異動により現在の所属とは異なります。
ブランド営業本部 / 2021年中途入社 小野 玲衣
大学卒業後、服飾専門学校で3年間学び、その後ユニフォーム関連のアパレルメーカーへ入社。営業を経験後、2021年に株式会社ZOZOへ中途入社。現在はブランド営業本部内のコスメチームにてブロック長を務める。コスメ事業の発展と売上拡大を目指し、外資系企業や韓国系ブランドなど幅広く約80ブランドを担当。キャラクターグッズやガチャガチャなどの収集癖があり、何にでものめり込む根っからのオタク気質。
2026年新卒 ビジネス職採用は現在採用募集中です