スタッフインタビュー

新卒13期生 × ブロック長

Kiyoka Osada,Yusuke Yamatsu / Communication Design Division
広報として大きく成長した2年間

Interview

広報として大きく成長した2年間。
ジョブローテーションに挑む
若手スタッフと上司のストーリー

ZOZOでは、ビジネス部門に新卒入社したスタッフへ多様な成長機会を用意しています。

1年目はインフォーム研修(※1)後に3か月ごとの短期ジョブローテーションで複数部署の業務を経験。その後は2年ずつ、計6年間で3つの部署に所属する長期ジョブローテーションを通じて、ZOZOが社会へ提供する価値をさまざまな側面から理解できるようにしています。(※2)

コミュニケーションデザイン本部でサービス広報を担当する長田清花は、現在入社3年目。ジョブローテーションで巡り合った広報の自事(※3)によって「キャリアビジョンが大きく広がった」と話します。長田の成長を上司としてサポートしてきた山津祐輔は、「広報の経験を生かして事業を成長させてほしい」と期待を込めます。ジョブローテーションを通じて得られた成長実感とは?これまでの歩みを2人に振り返ってもらいました。

(※1) 新卒スタッフが入社した最初の1か月間に行う研修プロジェクトのこと。

(※2) ジョブローテーション方針は2024年12月より変更となりました。(新方針は「CAREER STEPS」をご確認ください。)

(※3) ZOZOでは仕事のことを「自事」と表記します。これには「仕事(仕えること)」ではなく「自事(自然なこと)」であるという意味が込められています。

配属直後からプレスリリースの作成・配信を担当

────長田さんは、入社1年目をどのように過ごしたのですか?

長田:
インフォーム研修を終えた後は、3か月ごとの短期ジョブローテーションでEC事業部門やカスタマーサポート部門、物流管理部門を経験しました。その後、2年ごとの長期ジョブローテーションの1部署目としてコミュニケーションデザイン本部へ配属されました。

────広報として最初に担当した業務を教えてください。

長田:
プレスリリース(※4)の作成・配信を担当しました。

ZOZOは新しい企画やサービスなどさまざまな取り組みを継続的に展開しており、プレスリリースの作成・配信は、これらの取り組みを世の中に広く伝える重要な役割を果たしています。広報の基礎的な業務であると同時に、自社とメディアをつなぐ情報発信の要でもあるんです。

担当する企画のポイントや伝えたいメッセージなどを盛り込み、魅力的な文章を作成することに加え、親和性の高い生活者にしっかりと情報を届けるため、適切なメディアにプレスリリースを配信します。1つでも多くのメディアに興味を持ってもらい、ニュースとして取り上げてもらえるように、配信後のメディアの方とのコミュニケーションも大切にしました。

(※4) 企業や団体が重要な情報(新しい企画やサービス、事業開始など)をメディアに向けて発表する公式文書

────当時の上司である山津さんは、配属直後の長田さんにどんな印象を持っていましたか?

山津:
教わったことを自分なりに考えて、少しずつ着実にできることを増やしていってくれていましたね。

1本のプレスリリースを書くのも、最初は難しいものです。事業や企画に対する理解はもちろんのこと、広報は企業の中と外をつなぐ架け橋のような役割であり、企業として伝えたいことと世の中に興味をもってもらえることの両面から考えなければいけません。

────あえて最初から難易度の高い自事を任せたということですか?

山津:はい。プレスリリースは広報の基本中の基本であり、ここには広報の面白さや難しさが詰まっています。だからこそ早々に担当し、広報チームの重要な一員として、責任感を持って取り組んでもらいたいと考えていました。

企画をより多くの人に届けるために「メディアの声」を聞く

────広報配属1年目で、長田さんが最も大変だった自事のエピソードを教えてください。

長田:『ZOZOCOSME』で取り扱うメンズコスメに関するプロモート(※5)を担当したことです。

それまで当社では、「メンズコスメ」というテーマでプロモートを行ったことがありませんでした。そのため、メディアがどのような点に興味を持つのか、世の中のトレンドや消費者の関心に絡めてどう提案するのが良いのかなど、一から検討していく必要がありました。

ただ、社内で考えているだけでは、答えはなかなか見つかりません。ありがたいことに時間をつくってくださったメディアの方々がいたので、私は実際に提案資料を持って会いにいき、メディアの声を聞くことができました。それらをふまえ、メディアごとに提案内容を工夫した結果、男性向け美容雑誌の企画で『ZOZOCOSME』で取り扱うメンズコスメアイテムを定期的に紹介してもらえることになりました。 

(※5) 自社の商品やサービスを積極的にメディアへ紹介し、メディアに興味をもってもらうための活動

────メディアとコミュニケーションをとるときに心がけていることは?

長田:「メディア視点を意識する」ことですね。先輩に同行してもらいメディアの方々にお会いした際、現在の関心事や求めている情報、将来的に予定している特集企画などを聞かせてもらいました。メディアは常に読者や視聴者の興味関心を意識しながら企画しています。だからこそ、私たち広報も自社のサービスや商品の特長をわかりやすく魅力的に伝えるだけでなく、メディア視点を意識したコミュニケーションが重要だと感じました。

新サービスの発表に関わり、一連の広報プロセスを経験

────山津さんは、長田さんをどのようにサポートしていたのでしょうか。

山津:
同じチームのメンバーには、先輩社員として日頃から積極的に彼女の相談に乗ってもらえるようお願いしていました。ZOZOの広報には、多様なバックグラウンドを持つプロフェッショナルなメンバーが揃っています。そんな先輩たちと日々コミュニケーションを取ることで、幅広い視点を知ってほしいと思っていました。

私自身は、週1回・30分間の1on1を実施。業務の相談はもちろん、日々の働き方で悩んでいることなど、何でも話してもらいました。

長田:本当にいろいろな相談に乗ってもらいました。話を聞いてもらっているうちに、30分と決まっている時間を延ばしてしまうこともしばしばありました。

広報の業務には正解がなく、一つひとつの場面で見せ方もやり方も違います。先輩も上司も忙しい中で、週1回、話を聞いてもらえる場があることに加え、気軽に相談できる環境はとても心強かったですね。

────山津さんをはじめとした先輩たちのサポートを受け、自事への向き合い方はどのように変わりましたか?長田さんが最も成長を感じた瞬間について教えてください。

長田:広報に配属されて2年目となる今年、『ZOZOMAT for Kids』という新サービスの広報をプランニング段階から担当しました。2024年8月にプレスリリースを出しています。

ここに至るまでの約4か月間、新サービスの情報を届けるターゲットや目的を考え、PRプランを一から設計していきました。新サービスの発表にメイン担当として携わり、PRプランの作成からプレスリリース配信、取材対応、振り返りまでをやり遂げたことで、自分自身でも大きな成長を感じました。

2020年2月に提供開始した『ZOZOMAT』では、マット全体に施されたドットマーカーをスマートフォンのカメラで360度撮影することで、自宅にいながら簡単に高精度で足の3D計測ができます。この計測結果をもとに、相性度の高いサイズのシューズがレコメンドされる仕組みです。

今回ローンチした子ども向けの『ZOZOMAT for Kids』では、子どもが安定して立てる両足計測の仕様とし、4歳以上の計測者へのサイズレコメンドが可能になりました。

────プレスリリースでは、「子どもの靴のサイズ」で悩むことが多い保護者の気持ちも表現していますね。

長田:はい。子どもは足の成長が早いため、ECでシューズを購入する際のサイズ選びに迷ったり、そもそもサイズアウトしていることに気づきにくかったりと、さまざまな悩みがあると思います。

私は、そうしたユーザーの悩みや、悩みの解決にZOZOがどう貢献できるのかを、プレスリリースでしっかり伝えたいと考えました。プレスリリースは一義的にはメディア向けの文章ですが、メディアの向こうには同じような悩みを抱える人がたくさんいるはず。プレスリリースの内容がそのままユーザーに届いても違和感がないレベルまで内容を作り込んだつもりです。

外から見れば、広報は「華やかに情報発信する役割」だと思うかもしれません。でも情報発信に至るまでには、社内で生まれた新たなサービスや企画を理解し、魅力を言葉にし、外部へ伝えるべき情報を整理していく、ある意味では泥くさいプロセスもたくさんあるんです。そうした一連の流れを自ら手がけ、広報の面白さを改めて感じました。

広報で得た経験・知見を、広報の先のキャリアへ

────今回の対談を踏まえて、山津さんはどのように長田さんの成長を捉えていますか?

山津:
先ほどのエピソードにあったように、彼女は「メディアに紹介してもらう」という目先の成果だけではなく、「誰に、何を、どのように伝えるか」という本質的な部分もしっかり考えてくれています。現在は別のチームで自事をしており、『ZOZOMAT for Kids』の広報活動も横から見ていましたが、大きな成長を感じましたし、同じ広報部門の一員としてもうれしく思っていました。

これから先、ジョブローテーションでまた新たな部門へ行くこともあるでしょう。広報業務を通じて、企業の中と外の両方の視点を学んだからこそ、異動後も他部署の強みや特徴を客観的に捉え、その魅力をさらに広げていってほしいですね。それはきっと、事業そのものの成長にもつながるはずです。

────長田さん自身は、今後のキャリアビジョンをどのように描いていますか?

長田: この2年間はサービス広報として、社内で生まれる新サービスや企画と密に接してきました。今後は、そうした企画がどのように生まれているのか、新しいサービスができあがるまでの過程はどうなっているのかを知り、実際に企画やサービスを作ることに関わりたいと考えています。

私はZOZO入社前から、「ZOZOをもっと世の中に広めたい!」と本気で思っていました。広報業務を通じて、表面的な部分だけではないZOZOの良さがさらに見えてきたからこそ、「ZOZOの良さをもっと広めていきたい」という熱量は、違う部署に所属しても変わらないと思います。

2年間のジョブローテーションと聞くと、人によっては「2年間でどこまで成長できるの?」と不安に思うかもしれません。でも私自身はこの2年間で責任ある自事を任せてもらい、社外の方との接点も含めて、さまざまなことを経験できました。ここで得た知見を生かし、1人でも多くの人に「ファッションを楽しめるようになった」「新しい自分が見つかった」「ZOZOと出合ってよかった」と感じてもらえるよう、これからも自分の自事に向き合っていきたいです。

──── 最後に、ZOZOへの入社を検討している学生のみなさんに、メッセージをお願いします。

長田:
「自分はどうなりたいか」と未来を想像することも大切ですが、時々「それが本当に自分らしいか」と自分と向き合ってみてください。私はZOZOに出合い、自分らしさを大切にしながら働く楽しさを日々実感しています。ZOZOは一人ひとりの「自分らしさ」や「個性」を尊重し、見つけて、生かすことができる会社です。皆さんも自分の個性や価値観を大切にし、自分らしく輝ける場所を見つけてください!

山津:企業のさまざまな情報に触れ、そこで自分が働く姿をイメージしてみることが大切だと思います。そして、その際に私たち広報が発信した情報も一助になれば幸いです。皆さんと一緒に働ける日を楽しみにしています。

※本記事は、2024年11月11日の公開日時点に基づいた内容です。

コミュニケーションデザイン本部 / 2022年新卒入社

新卒13期生 × ブロック長

コミュニケーションデザイン本部 / 2022年新卒入社 長田 清花
2022年に新卒13期生として入社し、1年目の短期ジョブローテーションを経てサービス広報ブロックに配属。現在は、ZOZOTOWN上で展開する様々なサービスや企画のプレスリリース作成・配信、PR施策を実施するほか、メディアからの問い合わせや取材対応を行っている。趣味は日々の “楽しい”を探すこと。

コミュニケーションデザイン本部 / 2018年中途入社 山津 祐輔
2018年に株式会社クラウンジュエル(2018年に株式会社ZOZOUSEDへ商号変更後、2019年に株式会社ZOZOへ吸収合併)へ中途入社。現在は、コーポレートやテクノロジー、サステナビリティ領域の広報を担うコーポレート広報ブロックのブロック長を務める。趣味はサッカー、キャンプ。


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