スタッフインタビュー

新卒13期生 × ブロック長

Tatsuya Endo,Makoto Ueno / EC Promotion Division
ZOZOTOWN販促担当が振り返るこれまでの日々

Interview

「自ら正解をつくる」面白さを実感。
ZOZOTOWN販促担当が振り返るこれまでの日々

ZOZOでは、ビジネス部門に新卒入社したスタッフへ多様な成長機会を用意しています。

1年目はインフォーム研修(※1)後に3か月ごとの短期ジョブローテーションで複数部署の業務を経験。その後は2年ずつ、計6年間で3つの部署に所属する長期ジョブローテーションを通じて、ZOZOが社会へ提供する価値をさまざまな側面から理解できるようにしています。

EC推進本部 販売促進部でZOZOTOWN販促を担当する遠藤立哉は、現在入社3年目。「自ら正解をつくる自事(※2)に面白さを感じるようになった」と話します。そして、遠藤の成長をサポートする上司の上野真も「自分の強さを磨き上げて組織へ貢献しながら成長してほしい」と期待を寄せます。今回はそんな2人に配属後から現在までの日々について話を聞いてみました。

(※1)新卒スタッフが入社した最初の1か月間に行う研修プロジェクトのこと。

(※2)ZOZOでは、仕事のことを「仕事(仕えること)」ではなく「自事(自然なこと)」であるという意味を込めて、「自事」と表記します。

高いモチベーションと行動力で販売促進部へ

────現在所属している販売促進部ではどのような業務を行っていますか?

遠藤:ZOZOTOWN上で打ち出す施策全般の運用管理を行っており、主に施策の設定業務とLP(※3)企画のプロジェクトマネジメント(※4)を担当しています。

設定業務では、ZOZOTOWNトップに表示されるバナーやモジュール、メルマガなどの設定をしており、ZOZOWEEKのような大型案件やZOZOVILLA、ZOZOCOSMEなどジャンルを問わず幅広い施策を任されています。

LP企画のプロジェクトマネジメントでは、営業部から起案されたLP企画をリリースするためのマネジメントを行っています。LPをリリースするにあたって約2か月の期間を要するのですが、部署をまたいだスケジュールを策定して進行しています。

配属した当初は簡単な案件を担当していましたが、現在は先輩にサポートしてもらいながら難易度の高い大型案件も担当しています。

(※3)サービスの紹介やキャンペーン情報を掲載するために用いられるWebページ。ランディングページ(Landing Page)
(※4)プロジェクトを成功へ導くために計画を立て、リソースや品質などのスケジュールを管理すること。

────配属後の担当業務はどんな意図で任せたのでしょうか?

上野:まずは、監修範囲が広いZOZOTOWN事業に対しての理解を深めてもらいたいと思っていました。ZOZOTOWN事業を担当にするには、事業の全体感を理解してもらう必要があります。販売促進部もその理解ができていないと、なかなか上手く立ち回れないこともあり、早いうちから事業全体に広く関わる業務を任せていました。

────遠藤さんが配属された時にどのような印象を持ちましたか?

上野:モチベーションの高い人が来たな!という印象です。もともと彼は入社1年目の短期ジョブローテーションの時から販売促進部を希望していて、自分なりに販促についてのレポートや資料を作って「こんなものはどうですか?」と連絡をくれていました。そんな熱意があった彼なので、配属後も、変わらずモチベーションを高く持ってくれています。

2年だからこそ多くを吸収できる環境に

────販売促進部で最も成長できた自事は何でしたか?

遠藤:LP企画を20件担当したことと、バナー企画を15件起案して実施したことです。

LP企画はマネジメント力がとても重要で、営業部門、デザイン部門、開発部門などの複数の部門を横断して進めていくのですが、それぞれ専門領域が異なるので、開発の技術的な部分やデザインの意図、各部署の作業工数をきちんと理解したうえで、共通の目線で話さないといけない。これがうまく出来ないとスムーズに進行できません。配属して間もないとはいえ、やはり舵を切るリーダー的な立ち位置なので、的確に意見を伝えないといけない瞬間もあり、最初のうちはとても苦戦しました。

バナー企画はLP企画のようなスケジュールマネジメントではなく、自身で企画して、どんな画像であればZOZOTOWNユーザーにクリックしてもらえるかを模索していく自事です。ZOZOTOWNトップに出せるバナーは8枠だけと限られているので、そこに載せるからにはしっかり成果に繋げなければいけないという責任感を持ちながら取り組んでいました。

────責任あるポジションでさまざまな案件を担当していたようですが、どのように乗り越えていったのでしょうか?

遠藤:LP企画に関しては、とにかくチームの先輩たちを頼りにしていました。初めのうちはスムーズに進められないことが多くて、一旦自分なりに考えつつも「先輩だったらどのような対処をしますか?」とその都度質問し、自分の考えとの差分を照らし合わせながら、先輩たちの考えや対処法を吸収していきました。

バナー企画は、自分が実施した施策を過去の結果と比較して分析しました。好調事例や不調事例から自分なりに仮説を立てて検証を行ってみたり、先輩たちとのディスカッションを通して、新しいアイデアや視点を取り入れながら、今後の訴求方法をブラッシュアップさせていきました。

────先輩たちのサポートもあり難しい局面も乗り越えられたのですね。チームでは遠藤さんに対して、どのようなサポートをしているのでしょうか?

上野:定期的なコミュニケーションとしては、週1回チーム定例を実施しています。彼が業務で困ったことがあれば、定例の場でチームメンバーと一緒に解決策を話し合います。具体的な解決策があれば対応方法を伝え、明確な答えがないものは同様の実体験をしたチームメンバーから「こういうときは、こうしたよ!」とノウハウを共有しながら、みんなで解決策を検討しています。

また、彼は新卒のまっさらな状態で自事を始めているので、タスク管理やビジネスにおける考え方などの基本的なビジネススキルの部分もサポートしています。ジョブローテーション中で分からないこともきっと多いと思いますし、気を遣わずに質問がしやすいように「配属して1年目はVIP期間だから、少しでも気になることがあったら何でも聞いていいよ!」と伝えていました。

とはいえ「なんでも聞いていい」と言われても、聞きづらいことはあると思うので、「1年目は色んなことを吸収できる特別な時期」ということを意識してもらうために1on1などで常に話していましたね。

私だけでなくチームメンバーにも「最初の1年間は特に分からないことばかりだと思うのでみんなでサポートしよう」と話し、コミュニケーションが取りやすい環境を作っていました。

もちろん2年目以降も、引き続きチーム含めてサポート体制を取っています。しかし、2年という決まった期間があるので、「1年目はできるところまで頑張って、2年目はそこからさらに頑張りましょう」というスタンスでは吸収できる量が限定されてしまいます。部署で1日でも早く即戦力になってほしいという想いもあったからこそ、本人の意識の切り替えを促す目的でも1年目の特別さを伝え続けていました。

困難を乗り越えて感じた自事の責任感と面白さ

────多くの経験をして感じた成長を教えてください。

遠藤:スキル面でいうと一番は企画を進行する力がついたことです。配属して半年から1年は、やはり先輩のサポートがないと完遂できないこともありましたが、配属2年目からは、徐々に1人で企画を遂行できるようになり、先輩への質問も少なくなってきたと感じています。また自分が担当できる企画のキャパシティも増えてきたかなと思っています。

また、世の中でこれが流行っているから企画にしてみようと実施しても、ZOZOTOWNでは意外と反応が今ひとつだったり、逆に20代前半のお客様に向けた企画が実は30代、40代のお客様に刺さったりすることもあります。予想通りにいかないという困難もありましたが、いまでは自分の中で正解を作っていく販売促進部の自事に面白さを感じるようになりました!

自事の向き合い方にも変化がありました。もともと責任感が強い方でしたが、売上規模が大きな施策を経験することで、「自分の企画が売上に直接影響を与えるからこそ、細部まで気を抜かずしっかりしないといけない」という気持ちがより強くなりました。

自分に与えられた業務をこなすだけではなく、自分の気づきやアイデアを基に+αのアクションを起こせるようになった気がします。

────そんな成長を遂げた遠藤さんですが、上野さんから見てここが変わったなと思うところを教えてください。

上野:配属当初からモチベーションが高かったこともあり、企画提案をたくさんしてくれていたのですが、そのアウトプットの説得力がとても上がったと感じています。

企画を実施するにあたって、やはり社内の関係者に納得してもらうことはとても大事です。そこを突破するために、業務を通して得た知見から彼なりに分析し、これは成果が出ると仮定した提案をしてくれるようになりました。実際に実施してみると、クリック率が高く取れていたりします。提案するだけでなくしっかり実績にまで繋げられていることは本当に素晴らしいと思います。

最近では、これは遠藤が企画したバナーだ!と本部内でも認識されるようになりました。彼自身がこだわってデザイナーにお願いしたクリエイティブは社内のアイコン的な存在になっていますね。

自分のバックグラウンドを活かした企画を実現したい

────今後の目標やZOZOで実現したいことを教えてください。

遠藤:ブランドとのコラボレーション企画を実現できる人材になりたいです。販売促進部での経験を通して、ZOZOTOWNユーザーに刺さる切り口や、LPをリリースするまでの一連のプロセス、さらに数値的な効果検証など、企画立案に必要なスキルを幅広く学ぶことができました。その経験をもとに、ワクワクする企画を提案し、実現したいです!

具体的には、7年間のダンス経験を活かして、ダンスとファッションを組み合わせた企画を実現したいと考えています。ダンサー向けの服や、ダンス系統のファッションジャンルを切り口にして訴求したり、リアルなダンスイベントと絡めても面白いなと思っています。

私自身もともとダンスを自事にしたいと考えていた時期があったのですが、コロナ禍でなかなか稼げず、夢を諦めていく人たちを多く見てきました。ダンスで稼いでいるロールモデルのような人がまだまだ多いとは言えないので、自分のバックグラウンドを通してダンサーが活躍できる場を作りたいです。

────遠藤さんに今後期待していることを教えてください。

上野:自分の価値は「これなんだ」と説明できるくらいに、自分の強さを磨き上げてもらいたいです。そして彼の強みを活かすことはもちろん、組織へ貢献することも意識しながら成長してほしいと思います!

──── 最後に、ZOZOへの入社を検討している学生のみなさんに、メッセージをお願いします。

遠藤:就職活動で行き詰まったときは、「自分の言葉と行動が本物か」と問い直してみてください。そして本当に行きたい企業が見つかったら、その熱意を行動で示すことが重要です。業績や各種媒体での発信内容を調べ、自分が入社後にどんな貢献ができるかを考えてみましょう。みなさんと一緒に働ける日を楽しみにしています。頑張ってください!

上野:当社は「ZOZOらしさ」という考えを大事にしています。学生のみなさんも、人それぞれ「自分らしさ」と呼べるモノを持っていると思うので、就職活動を通してそれに向き合ってみてください。自分らしく働ける環境を見つけることが、楽しく働けることに繋がっていくと思います。みなさんが「自分らしさ」に出会えることを願っています。


※本記事は、2024年11月11日の公開日時点に基づいた内容です。

EC推進本部 / 2022年新卒入社

新卒13期生 × ブロック長

EC推進本部 / 2022年新卒入社 遠藤 立哉
2022年に新卒13期生として入社し、物流管理・カスタマーサポート・EC事業部門の主要3部門を3カ月ごとにジョブローテーション。その後、EC推進本部 販売促進部に配属となり、ZOZOTOWN上の施策の設定業務とLP企画のプロジェクトマネジメント、施策の効果検証などの業務に携わる。趣味はゲームと家具を集めること。

EC推進本部 / 2012年新卒入社 上野 真
2012年に新卒6期生として入社。旧EC事業本部でブランド担当業務を経験した後、2018年に社内公募により現EC推進本部 販売促進部へ異動。現在は、販売促進企画の運用管理とZOZOTOWN SNSアカウントの管理責任者として、ZOZOTOWNをより良く、より楽しくするために日々奮闘中。趣味はスノーボードとゲームで、会社の部活動ではスノーボード部とEスポーツ部の部長を務めている。


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