Interview

“カタい自事”すら大いに楽しむ、ZOZOのカルチャー

私の業務を一言で表現するなら、「ZOZOの経営状況を明確にし、社会に提示すること」です。

私は財務企画部 連結経理ブロックのブロック長として、ZOZOTOWN事業をはじめとする事業の商品取扱高や売上を集計した管理表の作成、グループ各社の業績の集計作業など、お金にまつわる情報を正確に把握しまとめる役割を主に担っています。

財務企画部の自事（※）は、高い正確性が求められるのが特徴です。これらの日常の業務に加えて、四半期決算の時期には「決算短信」や「半期報告書」を作成したり、通期決算の時期には「有価証券報告書」を作成したりする必要があり、より慎重に、かつ提出期限に間に合うよう業務を進めなければいけません。

人間にミスはつきものですが、それでもミスが許されない自事なので、スピードを意識しつつも緊張感を持って丁寧に働くことを心掛けています。

ただ、ZOZOにおける財務企画部の自事は、みなさんが想像するそれとは少し雰囲気が違うような気もします。

職務柄、黙々と作業することもありますが、ファッションが好きで明るい性格の仲間が多く、慎重性が求められる業務が多いとはいえ、自事そのものを大いに楽しんでいるのです。

業務そのものに派手さはないものの、尊敬できる仲間と共に、会社の信頼を築く土台の役割を担っていることに、強いやりがいを感じています。

（※） ZOZOでは、仕事のことを「仕事（仕えること）」ではなく「自事（自然なこと）」であるという意味を込めて、「自事」と表記します。

私たちが、楽しく働けている理由

自事が楽しいと感じられる理由は、ユニークなカルチャーだけではありません。

ZOZOには国内だけでなく、海外にもグループ会社があるため、連結決算の開示作業などスケールが大きい業務に携われるのも、自事のやりがいになっています。

もちろん、難しさや大変さを感じる機会もあります。とりわけ、通期の決算業務は多忙です。限られた期間でパフォーマンスを発揮する必要があり、毎年この時期になるともう一段ギアを上げて働いています。

ただ、振り返ってみると、プレッシャーは成長の源だったように思います。経理からキャリアを始め、少しずつ職域を増やし、こうして責任ある業務を任せてもらえているのは、楽しく働きながらも背伸びをして挑戦してきたからです。これまで支えてくれた同僚には感謝しています。

一方、業務が落ち着いている時期は残業もほとんどないので、積極的に他部署をサポートするようにしています。

たとえば、事業ごとの業績を誰でも一目で把握できるよう、社内のエンジニアと連携してシステムを作成したこともありました。私たちの部署の領域を少し超えた業務になるのですが、事業に携わる各部署のスタッフが成果を出しやすい環境をつくるために、できることをやりたかったからです。

私たちがサポートしてもらう機会もたくさんあります。締め切りまでに各部署から数字を集めるのは大変ですが、各部署のスタッフが協力してくれるおかげで、自分たちだけでは乗り越えられない困難を克服することができているんです。

それぞれの自事にリスペクトを持っていて、部署ごとにパワーバランスが偏らないのが、ZOZOのいいところ。いかなるときも協力し合える関係性で働けているのも、自事が楽しい理由のひとつだと思います。

ZOZO有数の“カッコいい部署”に

私はこれから財務企画部を、ZOZOでも有数のカッコいい部署にしていきたいと思っています。

世間的に見ると、管理部門はどうしても裏方の部署だと思われがちです。それが悪いことだとは思いませんが、ちゃんと存在感を発揮して、他部署のスタッフからもぜひ働きたいと思われる部門にしていきたいんです。

今でも十分、誇りを持って働ける部門ですが、さらに磨いていけるはず。残業はしないほうがいいし、他の部門に遠慮する必要もないし、自事もプライベートも全力で楽しんだほうがいい。

しっかりと理想像を掲げつつ、成果を上げるために全力を尽くして、ZOZOならではの財務企画部をつくっていきたいと思います。

期待を上回るサポートで、世界中をカッコよく、世界中に笑顔を。

私は期待を上回るサポートで、企業理念である「世界中をカッコよく、世界中に笑顔を。」の実現に貢献したいと思っています。

財務企画部では、他部署のサポートをする機会が多くあります。「この数字出せますか？」「こうした数字になっている背景はなぜですか？」と聞かれることが多く、その際に期待を上回るサポートをすることが、私のポリシーなんです。

たとえば、昨年度の事業の売上を聞かれたら、過去3年分の売上をまとめて提示する。必要ないかもしれませんが、もしかすると、より意味のあるサポートができるかもしれません。

相手の意図を汲んで先回りできれば、自事のスピードが早くなり、出せる成果が大きくなります。小さな積み重ねかもしれませんが、それを続けた先には、後になって取り返せないくらいの成果が生まれるはずです。

ZOZOは、一緒に働く仲間の期待、お客様の期待、世間の期待を超えていこうという思いを持ったスタッフで構成されている会社です。強い思いを日々の業務に落とし込み、企業理念の実現に近づいていけたらと思っています。

※本記事は、2024年12月27日の公開日時点に基づいた内容です。