Interview
ジョブローテーション第1期生が語る、
新卒2年目のビフォー・アフター
ZOZOでは、ビジネス部門の新卒社員が、物流管理・カスタマーサポート・EC事業部門の主要3部門を3カ月ごとに短期のジョブローテーションをおこないます。
※ ジョブローテーション方針は2024年12月より変更となりました。(新方針は「CAREER STEPS」をご確認ください。) |
私たちがZOZOを選んだ理由
──── まずは、みなさんがZOZOに入社しようと思ったきっかけを教えてください。
山田:私はもともと、地元の山梨県で就職をするつもりでした。なんとなく安定したイメージのある銀行などの選考を受けていましたね。
とはいえファッションが好きだったので、興味本位でZOZOのコーポレートサイトにアクセスしてみたところ、自分の想像以上にあらゆる職種のスタッフが働いていることを知りました。
ファッション業界といえば、基本的に販売員としてのキャリアしか想像していなかったのですが、ZOZOは一味違います。ZOZOTOWNを通して、日本中の人にファッションを届けられるということにワクワクしましたし、何より、スタッフインタビューを読んでみると、どのスタッフも楽しそうに働いていることに惹かれました。
実際に選考に臨んでみたところ、さらに会社の魅力に惹かれていって…。気が付けば、内定をいただいていた銀行ではなく、ZOZOのスタッフになっていました。
今川:私もやまちゃんと同じで、ZOZOで働くスタッフたちに惹かれて「ここで働きたい!」と思い入社を決めました。
私たちは学生生活とコロナ禍の期間が丸被りしていて、思うような時間を過ごせなかった世代です。そのせいもあり、就職活動にも熱がなかなか入らなかったのですが、ZOZOの面接で出会った先輩たちが目をキラキラさせながら、自分の自事(※1)がどれだけ楽しいかを話してくれて。今まで自分が持っていた、働くことの価値観が変わり、自分もこんな素敵な人達と一緒に働きたい!と思えたのがZOZOだったんです。
徳橋:私は大学で福祉を学んでいたこともあり、就職活動が始まる以前は、専門性を生かした職業に就くつもりでした。ただ、自分が本当にやりたいことは別にあるような気がして、ジャンルを絞らずに就職活動をしてみたところ、まったく予定していなかったZOZOにたどり着きました。
それからは、やまちゃん、ちゃんみと一緒です。心から共感できる経営理念を掲げていて、それを実現するためにファッションとテクノロジーの力で世の中を「あっ!」と驚かせる事業を生み出し、スタッフのみなさんが自事を楽しんでいる。
「私もこんなふうに働いてみたい」と強く思うようになり、ZOZOへの入社を目指して就職活動をしていました。
(※1)ZOZOでは、仕事のことを「仕事(仕えること)」ではなく「自事(自然なこと)」であるという意味を込めて、「自事」と表記します。
「1年目の短期ジョブローテーションは必要?」1期生の本音
──── みなさんは、新たに始まったジョブローテーション制度の第1期生です。1年目の短期ジョブローテーション期間を経て、2年ごとに配属が変わる、最大7年間のローテーションになります。制度について知ったときは、どのような感想を持ちましたか。
山田:私たちの代が選考を受けている間に決まった制度なので、最初は驚きました。最初の1年も含めてローテーションが7年も続くなんて、「本当に大丈夫かな?」とも思いましたね。
実際、入社1年目で私たちが短期ジョブローテーションをしている頃、大学の友人たちは他の企業でバリバリ活躍し始めていました。友人たちと比較し、焦ったこともあります。
ただ、今となっては、最初の1年間でたくさんの職種を経験できたことが強みになっていると感じています。現在はブランド営業本部に所属していますが、1年目でカスタマーサポート(以下、CS)を経験したことで、お客様目線でブランド様をサポートできるようになりましたから。
──── 入社1年目は、物流管理・CS・EC事業の主要3部門を3カ月ごとにジョブローテーションし、EC事業の基礎を身に付けるそうですね。徳橋さんと今川さんは、ジョブローテーションを経験してよかったと感じていますか?
徳橋:色々な部署を経験しているのとそうでないのとでは、出せる成果に大きな差が出るのではないかと思います。
現在は物流拠点「ZOZOBASE」で勤務しているのですが、ここでは毎日とてつもない数の商品が入荷し、出荷されていきます。まれに配送等のミスが生じてしまうのですが、これだけの数を取り扱っていると、仕方がないと思ってしまうものです。
しかし、私もCSを経験していたことで、「例え10万件のうちの1つのミスも、お客様にとっては重大な出来事なんだ」と考えるようになりました。ZOZOBASEにいるだけでは見えなかった景色を知ったので、それをアルバイトスタッフのみなさんに伝えながら働くことができています。
今川:私はとくちゃんの逆パターンですね。現在はCSを担当していますが、物流管理を経験したので、例えば配送のミスでお客様にご迷惑をお掛けしてしまった場合、どのような状況下で発生してしまったのかが想像できます。
トラブルが発生してしまったときに、ただ謝罪をするだけでなく、状況を理解して伝えられるのは、ジョブローテーションを経験していたからこそです。
山田:部門ごとに重視するポイントが変わるので、それらを吸収できたことも大きかったと思います。例えば、物流管理部門では、コスト削減を重視します。一方EC事業部門は、売上をつくる能力やコミュニケーション力が問われる。CS部門は、ホスピタリティマインドが重要です。
さまざまな視点を持って現在の自事に就けているのは、ジョブローテーションがあったからこそだと思います。先輩スタッフに「私たちよりZOZOに詳しいよね」と言ってもらえるのも嬉しいです。
第一志望の配属先ではなかったとしても
──── 短期ジョブローテーションを経て、山田さんはブランド営業、徳橋さんは物流管理、今川さんはCSを担当されているのですね。みなさんは希望していた部署に所属できたのでしょうか。
山田:私は第一志望の部署ではありませんでしたが、営業職を志望していたのでおおよそ希望通りです。実際に働いてみて、とても楽しく充実していると感じています。
今川:私は第一志望の部署に配属になりました。複数の部署を経験したうえで希望していた部署なので、嬉しかったですね。
徳橋:実は私は、希望していた部署には配属されませんでした。落ち込んだわけではありませんでしたが、希望通りの部署に配属されている同期もいたので、少し驚きましたね。
そこで人自部(※2)のスタッフに理由を尋ねたところ、「ZOZOBASEでマネジメントの基礎を学んでほしい」と言われました。多くのアルバイトスタッフが働く物流管理部門は、マネジメント力が問われる場所だからです。
もともと「30歳になったときに、自分がいないと困ると思われる人になりたい」と伝えていたこともあり、そうした意図を汲んで最適な配置を提案してくれたのだと思っています。
──── みなさん、現在の部署に配属されたことに満足していますか。
徳橋:満足しています!ずっとこの部署で働き続けるわけではないものの、だからこそ毎日を目一杯働いて、知識と経験を積み上げていくつもりです。
組織に必要不可欠な人になるには、あらゆる意見を集約したうえで、正しく意思決定できる多角的な視点が求められると思います。それを身に付けるためにも、最初の2年、次の2年…と全力で没頭し、30歳になったタイミングで、組織に必要不可欠な人になっていたいです。
今川:私も満足しています。お客様の生の声に触れられる部門はCSだけであり、その声は事業を成長させていくためのエッセンスなので、すごく贅沢な環境で働かせていただいていると感じています。
山田:私ももちろん満足しています。現在の部署は、営業だけでなく様々なキャンペーンなどの企画も担当するんですね。以前は「営業がやりたい!」とだけ思っていましたが、企画も挑戦してみると楽しく、キャリアに選択肢が増えました。
(※2)ZOZOでは、人事のことを「人事(ひとごと)」ではなく、スタッフ一人ひとりが他人の事も自分の事として考えるという意味を込めて、「自事」と表記します。
1年前の自分に伝えたいメッセージ
──── 1年目の短期ジョブローテーション期間では、学びだけでなく反省もあったと思います。去年の自分に声をかけるとしたら、どのようなメッセージを送りますか。
山田:「もっと頭を使うべきだ」と伝えたいです。1年目のジョブローテーションでは、使い方を自由に選べる業務時間が存在しました。私はその時間を業務の復習に充てていたのですが、同期の中には、その時間を活用して先輩スタッフと1on1をしている人がいました。
復習はいつでもできますが、1on1は業務時間にしかできません。ただ学習するだけでなく、学習の効率性や優先順を考えられていたら、もっと成長できていたのかなと思います。
徳橋:私は「小さな箱から出てみよう」と声をかけますね。人見知りな性格もあって、昨年は働いている部署の人以外と、あまり交流の機会を持てなかったんです。でも、会社公認の部活動に参加したり、社内のイベントを活用したりすれば、もっとたくさんの人と話をすることができたはずです。
積極的に交流し、人間関係の輪を広げている同期たちもいたので、もし1年目に戻れるなら、小さな箱から飛び出してたくさんの人と交流しますね。
今川:去年の私は、失敗を恐れすぎていたと思います。新人なので、大きな失敗はしようがないのですが、それでもビクビクしていました。ただ、今年になって同じようなスタンスでいたところ、先輩スタッフが「失敗したら次の機会に生かせばいいだけ」と声をかけてくれて。
それ以来、不必要に縮こまらず、ときに大胆なアクションを取れるようになったと思います。去年の私には「失敗したら素直に謝って、次の機会で取り返そう!」と伝えたいですね。
──── 学びと反省を踏まえ、3年目はどのような1年にしたいと考えていますか?
山田:2年目が終わり、3年目になると、より成果が求められると思います。営業職である私であれば、売上です。しっかり成果を上げて、「山田は営業に欠かせないから、他の部署には行かせられない」と言ってもらえるように頑張ります。
今川:後輩からも、先輩からも、安心して頼ってもらえるスタッフになりたいです。まだまだ先輩に教えてもらう機会が多いので、これからは他部署との連携も自分が舵取りをして、ブロックの中心的な存在になれたらと思います。
徳橋:もう「新人」ではなくひとりの社員なので、今まで以上に貪欲に挑戦して部署に貢献する1年にしたいです。また、ZOZOBASEだからこその考え方や強みを吸収し切るのが目標で、ジョブローテーションのメリットを最大限生かす時間にしたいと思っています。
──── 最後に、ZOZOへの入社を検討している学生のみなさんに、メッセージをお願いします。
今川:ZOZOをひと言で表現するなら、「ありのままでいられる会社」です。個性的なスタッフがたくさんいますが、誰もがその個性をリスペクトしているので、人に合わせて自分をつくろう必要がないんです。私も入社してから、ずっとありのままです。
また、私たちの場合、同期と1年間を過ごすジョブローテーションのおかげで、単なる“自事仲間”の枠を超えた絆を育むことができました。ZOZOのスタッフはただでさえ素敵な人が多いので、みんなと深い人間関係を結べることは、人生の財産だと思っています。
徳橋:どんな自事が自分に向いているのか分からなかったり、やりたいことが見つからなかったりする人ほど、ZOZOに飛び込んでみることをお勧めします。いろいろな自事を経験できるので可能性が広がりますし、素敵な仲間と働くことはそれ自体が楽しいので、後悔することのない時間を過ごせるはずです。
山田:二人から一緒に働く人について話がありましたが、私も人のよさを伝えたいです。ZOZOは人間関係の悩みが少ない会社だと思っています。これまで1年以上働いてきましたが、自分の周囲では愚痴を聞いたことがなく、自分が言いたくなることもありません。
働く時間は人生の大きなウェイトを占めますから、どうせなら楽しく働きたいですよね。ZOZOはそれを実現できる場所だと思うので、自信を持ってお勧めします。
※本記事は、2023年11月30日の公開日時点に基づいた内容です。
2022年新卒入社
新卒13期生
徳橋 亜依(とくちゃん)
2022年、新卒13期生としてZOZOへ入社。1年目の短期ジョブローテーションを経て、フルフィルメント本部 ZOZOBASE習志野1の入荷ブロックに配属。現在は、アルバイトスタッフのマネジメント業務や品質管理業務にくわえ、コスト削減を目的とした業務改善活動などに注力。趣味はダンスと散歩。休みの日にはコーヒー屋巡りを楽しむ。
山田 優祐 (やまちゃん)
2022年、新卒13期生としてZOZOへ入社。1年目の短期ジョブローテーションを経て、ブランド営業本部 ブランド営業一部に配属。現在は、ZOZOTOWNに出店しているブランドを担当し売上増加に向けたサポートをおこなうほか、ZOZOTOWNのバナー企画なども担当。趣味は、ゴルフとテニス。漫画も好き。
今川 三奈 (ちゃんみ)
2022年、新卒13期生としてZOZOへ入社。1年目の短期ジョブローテーションを経て、ホスピタリティ本部 CS企画部に配属。現在は、主に、ZOZOTOWNのヘルプページに掲載する文言の作成や内容の管理や、お客様からのお問い合わせに応対するマニュアルの整備、他部署との調整業務等を幅広く担当。特技はピアノと、荷物のパッキング。
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