スタッフインタビュー

川上 洋平

Yohei Kawakami / ZOZO Apparel USA
超専の挑戦で、
世界中をカッコよく、世界中に笑顔を。

Interview

小売店の店長からデータスペシャリストに

学生時代の私は、飽きっぽい性格で、大企業に就職したいという気持ちも持っていませんでした。当時の私にあったのは、「自分の力で這い上がる経験がしたい」という思いだけです。

そんな私が就職する気になったのは、とある小売店の新卒採用ホームページが目に飛び込んできた時です。そこに掲げられていたのは、「全部ぶっ壊してください」の文字。「全部ぶっ壊していいなら、自分の腕一本で這い上がる経験ができるのでは?」という気持ちが湧いてきて、その足でアポもなく直接会社に出向き、話を聞きました。今思えば自分でも非常識だと思いますが、その後正式に新卒採用の選考を経て、晴れて社会人のスタートを切ることができました。

入社後最初の仕事は、新卒とアルバイトだけで店舗を運営するというもの。私はそこで売り上げナンバーワンの売り場をつくり、店長になりました。その後、本部に異動し日々の売上や販売した商品データを扱う業務を担当しつつ、マーケティングや事業計画の策定からフェスの企画まで、様々な仕事を任せてもらいました。「自分の腕一本で這い上がる経験がしたい」と思い続けた私にとって、これほどまで自由に挑戦させてくれる環境は本当にありがたかったです。

お世話になったファーストキャリアを退職したのは、「30歳までに世界一周の旅に出る」という目標があったからです。学生時代に考えていた世界一周の旅を諦めきれず、新卒で入社した会社を退職し、放浪の旅に出ました。帰国後、自由にやりたいことをやり尽くした私が、次に注目したのが機械学習です。当時は機械学習がホットになり始めたタイミングで、興味本位で学校に通ったところ、これが肌に合っていました。

ZOZOで働くきっかけとなったのは、機械学習の学校を卒業後にフリーランスとして仕事をしていた時のZOZOの採用担当者の方とのメッセージのやり取りです。面接をしてくれたスタッフが楽しそうに自事(※)をしている様子が感じとれ、自分もそんなふうに毎日を過ごしたいと思えたことが、入社の決め手です。

入社後はZOZOの分析部門に所属し、「ZOZOSHOES」や「ZOZOMAT」、「ZOZOCOSME」などの新規事業をデータの側面から支える自事をしていたのですが、海外で新規事業が立ち上がることになり、それに合わせてアメリカへと拠点を移しました。

(※)ZOZOでは、仕事のことを「仕事(仕えること)」ではなく「自事(自然なこと)」であるという意味を込めて、「自事」と表記します。

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フィットネスのメッカに、ZOZOの名前を刻む

現在は、ZOZOのグループ会社であるZOZO Apparel USAに所属し、ZOZOの新規事業である「ZOZOFIT」の事業成長に関わる数値分析を担当しています。

ただ、アメリカに渡ってからは私の専門である分析に留まらず、様々な挑戦をしました。ZOZOが母体にあるとはいえ新規事業を立ち上げる時には「ないものだらけ」。日本、ニュージーランド、アメリカ、ベトナムと複数の国のメンバーと連携しているのですが、それでもリソースは限られています。

そのため、事業の成長には自分のスペシャリティを生かすだけでは不十分でした。足りないところをみんなで助け合いながら埋めていき、ZOZOFITの事業を成長に導いていかなければならないのです。私も「分析」だけでなく、ZOZOFITのプロダクトオーナーの職にも就いていました。

現在は、新しいメンバーも増え、私自身もデータアナリストへと軸足を戻して、フィットネスのメッカであるアメリカで戦えるプロダクトを開発すべく日々仕事に取り組んでいます。

ZOZO Apparel USAは、現在かなり面白みのあるフェーズです。プロダクトを育てながら、アメリカという大きな市場で戦っていく船出のタイミングであり、自分の専門性を軸に裁量権を持って働くことができます。

また、アメリカでは、日本では一定の知名度がある「ZOZO」というネームバリューが通用しません。本当にプロダクトの価値だけで勝負しなければいけない厳しさがありますが、だからこそ面白い。

「ZOZOFIT」が今後、世界に広がっていくことが出来るかを決める重要なフェーズなので、グローバルなビジネスに挑戦したい方にとって、働きがいのある環境だと思います。

名前のない自事に“CAMP精神”を

私はZOZOの、“CAMP精神”が大好きです。ここでいうCAMP精神とは、「できる人がやる」「協力してやる」「自分からやる」といった行動のことです。

キャンプ場に行くと、力自慢がテントを立て、料理上手がお肉を焼くように、それぞれが得意を生かす立ち回りをしますよね。でも、誰にとっても得意でも不得意でもない、名前の付いていない仕事もある。

これに積極的に取り組めるのが、ZOZOのスタッフたちです。

キャンプ場にゴミが溜まっていたら、気付いた人が捨てにいく。みんながそのような動きを当たり前にでき、それをしっかり賞賛するカルチャーがあるので、結束が非常に強い組織になっているのだと思います。

また、その動きによって新しい発見があったり、見えない成長につながっていたりと、キャリアビルドの観点から見てもポジティブな環境があると感じています。

そして何より、キャンプ精神を持った仲間と働けることには、この上ない喜びがあります。思いやりにあふれたスタッフがたくさんいるから、入社してから今日まで、ずっと自事を楽しむことができているんです。

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超専の挑戦で、世界中をカッコよく、世界中に笑顔を。

私は“超専の挑戦”、つまり専門性を超えていく挑戦の連続で、企業理念である「世界中をカッコよく、世界中に笑顔を。」の実現に貢献したいと思っています。

ZOZOの主力サービスである「ZOZOTOWN」は、ファッションECとして多くの方に利用していただいています。でも、ZOZOにはそれで満足せず、常に新しいことに挑戦しようとする意思がある。事実、計測技術を原資にしたサービスをいくつも生み出してきました。

こうやって専門領域を軽々と越境していく姿勢は、世界を変えていく企業に求められるスタンスそのものだと思います。

その精神はスタッフにも共通していて、それこそCAMP精神を持って、自分の専門領域を超えていく姿勢が全スタッフにあります。

このパワーが結集すれば、ファッションECの会社としてだけではなく、ファッション業界そのものを支えるインフラとして成長していけるはず。そして「ZOZOFIT」はその一つになることができるはずなので、これからも“超専の挑戦”をしていきたいと思っています。

ZOZO Apparel USA / 2020中途入社

川上 洋平

新卒でリテール業界に就職後、世界一周の旅を経て、2020年にZOZOへ中途入社。2022年に拠点をアメリカに移し、現在はボディーマネジメントサービス「ZOZOFIT」事業の数値分析を担う。専門は「分析」だが、専門を超える「超専」の精神で幅広い役割を担い、ZOZOFITの成長をけん引。

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