2021年10月28日
プレスリリース
ZOZOTOWNとブランド実店舗をつなぐOMOプラットフォーム「ZOZOMO」始動
~ オンラインとオフラインをシームレスにつなぎ、ZOZOTOWNがファッションブランド実店舗の売上を支援 ~
ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」を運営する株式会社ZOZO(本社:千葉県千葉市 代表取締役社長兼CEO:澤田 宏太郎)は、ZOZOTOWNとブランド実店舗をつなぐOMOプラットフォーム「ZOZOMO」(ゾゾモ)を、11月1日(月)より始動いたします。
コロナ禍によりファッション業界が影響を受ける中、当社は昨年より、ZOZOTOWNの販売力を通じてファッション業界の下支えに努めてきました。この度始動するZOZOMOは、ZOZOTOWNとブランド実店舗、ブランド自社ECをつなぎ、ブランド実店舗の売上を支援するプラットフォームです。ZOZOTOWNを通じて蓄積したファッション領域の膨大な知見と、ファッション好きの当社スタッフならではの視点、年間購入者数989万人(※1)を誇るZOZOTOWNの販売力を活かし、ファッション業界のOMOを推進し、ブランド実店舗の売上を支援する複数のサービスを展開いたします。
(※1)2020年10月1日から2021年9月30日までの間に1回以上購入したアクティブ会員数とゲスト購入者数の合計
ZOZOMOが展開する3つのサービス
ローンチ時のZOZOMOは、3つのサービスを展開いたします。
①ZOZOTOWN上での「ブランド実店舗の在庫確認・在庫取り置き」
ZOZOTOWN上で「ブランド実店舗の在庫確認・在庫取り置き」が出来るサービスを提供開始いたします。ブランド様は、ZOZOTOWNを訪れるお客様へ実店舗の在庫情報をお知らせすることで、実店舗への集客と、実店舗における別商品のあわせ買いが期待できます。ファッション領域で実店舗の在庫取り置き機能を用いてECモールから様々な商業施設や直営の実店舗へ送客を行う本サービスは、ZOZOTOWNと同等規模のECモールで国内初となる画期的な取り組みです。
11月1日(月)よりZOZOTOWN上で、ユナイテッドアローズ様やシップス様、F・O・インターナショナル様など、大手セレクトショップをはじめとした複数ブランドの実店舗の在庫確認が可能となります。今後、対応ブランド・ショップ数は、順次拡大していく予定です。また、実店舗の在庫確認機能に対応したブランド様から、在庫取り置き機能への対応も順次進めていく予定です。
②ショップスタッフの販売サポートツール「FAANS」
当社が提供する「FAANS」(ファーンズ)は、ECでお買い物を楽しまれるお客様とショップスタッフの新たな接点を創出し、ショップスタッフの効率的な販売をサポートするショップスタッフ専用ツールです。ZOZOTOWNが持つECでの販売ノウハウと、ショップスタッフが持つ実店舗での販売ノウハウを掛け合わせ、オンラインとオフラインをシームレスにつなぐ新たな販売方法を実現します。
ローンチ時のFAANSでは、ZOZOTOWN上で実店舗の在庫取り置きを希望したお客様への対応を、ショップスタッフがFAANS上の簡単操作で完結できる機能を導入いたします。この機能により、ショップスタッフは店舗での接客の隙間時間に、スムーズに在庫取り置きの対応をすることが可能となります。また、今回導入した機能を第一弾として、今後もFAANSを通じた「コーディネート投稿機能」や、投稿コーディネート経由の売上等を可視化する「成果確認機能」の正式リリースを予定しており、さらに「LIVE配信やオンライン接客機能」等の構想についても検討中です。
FAANSは、ファッションを通じたコミュニケーションでショップスタッフとお客様をつなぎ、オンラインとオフラインを問わず、ショップスタッフとお客様との接客機会を創出します。そして、「アパレルリテールテックサービス」として、ファッション業界の新しい仕事道具となることを目指してまいります。
③ブランド自社ECとZOZOTOWNの在庫シェアリング「Fulfillment by ZOZO」
「Fulfillment by ZOZO」(フルフィルメント バイ ゾゾ)(※2)は、ZOZOTOWNの在庫とブランド自社ECの在庫を一元管理することで、各チャネルにおける商品欠品による販売機会の損失を最小化するサービスです(2019年5月開始)。なお、当社が運営する「ZOZOBASE」がブランド自社ECの物流機能も担うため、ブランド様は倉庫拡張に伴う設備投資や人件費、人員の採用・在庫保管料のコストがかかりません。
Fulfillment by ZOZOは、MARK STYLER様や、F・O・インターナショナル様などの多数ブランドにご利用いただいており、ZOZOTOWNと自社ECの両軸で効率的な販売が行えることに加え、ZOZOBASEによる物流の安定稼働についても評価をいただいています。
(※2)Fulfillment by ZOZOのサービス詳細は、下記のサービスページをご参照ください。
ZOZOMOが提供する販売の仕組み
ZOZOMOのお客様へのメリット
<①ZOZOTOWN上で「ブランド実店舗の在庫確認と在庫取り置き」>
お客様は、ZOZOTOWN上でブランド実店舗の在庫を確認出来ることに加え、在庫の取り置きも出来ます。在庫取り置きの対象商品であれば、ZOZOTOWNで在庫切れの商品でも実店舗の在庫を取り置きすることが可能で、お客様はご希望のタイミングで商品を実店舗で購入しお受け取りいただけます。また、実店舗でお受け取りいただく場合は送料がかからないことに加え、ショップスタッフによる接客を受けた上で、安心して商品を購入しお受け取りいただくことが可能です。
<②ショップスタッフの販売サポートツール「FAANS」>
お客様がZOZOTOWN上でブランド実店舗の在庫取り置きを希望した場合、ショップスタッフはFAANSの機能を通じて、取り置きの対応を行います。ショップスタッフがFAANSを通じて対応することにより、お客様は実店舗在庫の取り置き依頼から、取り置き完了の通知受領、店舗で在庫を購入し受け取る際に必要な二次元コードの発行まで、全てZOZOTOWNのオンライン上で完結させることが可能です。
<③ブランド自社ECとZOZOTOWNの在庫シェアリング「Fulfillment by ZOZO」>
ZOZOTOWNとブランド自社ECの在庫が一元管理されるため、ZOZOTOWNならびにブランド自社EC上では、両サイト共通の在庫情報がまとめて表示されます。これにより、お客様は、ZOZOTOWNまたはブランド自社ECいずれかの在庫状況だけを見て“売り切れで商品購入を諦めなければいけない”という購入機会損失を最小限に抑えることが出来ます。
ZOZOMOローンチの背景
お客様は、ブランドの実店舗や自社EC、商業施設、ECプラットフォームなどの様々なチャネルの中から、その時々の状況や気分によって便利で楽しいチャネルを選び、お買い物を楽しまれています。これまでは各チャネル間の連携やリソースの共有は多くありませんでしたが、コロナ禍のオンライン需要の拡大や購買行動の変化を受け、時代に合った今までにない新しい購買体験や利便性をお客様へ提供したいという考えに、多くのブランド様や商業施設をはじめとする皆様にも共感いただけたことから、この度ZOZOMOのローンチが実現しました。
ZOZOTOWNの基本戦略と今後の展望
当社は、ZOZOTOWN事業をさらに成長させていくための基本戦略として、「『買う』以外のトラフィックを増やす」ことを戦略の一つに掲げています。ZOZOMOの各サービスを通じ、“ファッションを「買う」ならZOZO”から、“ファッションの「こと」ならZOZO”を目指し、より多くのお客様にZOZOTOWNをご利用いただくとともに、ZOZOTOWNとブランド実店舗をつなぐことで、アフターコロナを見据えたファッション業界を積極的に支援してまいります。
参加企業からのコメント(順不同)
株式会社ユナイテッドアローズ
DX推進センター デジタルマーケティング部 部長 横田 健一郎様
現在ZOZOTOWN上において、毎月数百万のセッションによって、お客様と当社商品との接点を築いていただいております。今回の在庫確認・在庫取り置きサービスをきっかけに生まれる実店舗での「ヒト・モノ・ウツワ」を通じたお客様の体験が、相互のさらなるファンづくりにつながることと期待しています。
株式会社シップス
営業推進本部 本部長 大塚 祐史様
自社サイトでも同サービスを行っておりますが、自社サイトのお客様に限らず、ZOZO様をご利用いただくお客様にも弊社店舗を便利にご利用いただき、より良いお買い物体験をしていただけたらという気持ちで参加させていただきました。こういったサービスは、独自性というより、色々な場面において利用出来た方がお客様はきっと便利なはずです。ECモールとしてOMOを推進されるZOZO様に賛同致します。
株式会社F・O・インターナショナル様
お客様の多岐にわたる購買場所や時期、また情報収集方法に対して本サービスでのお取組みをさせていただくことで、少しでも多くのご要望に応えられるようになればと感じております。ECとリアル店舗を、その時々によって使い分けていただける事に期待しております。
下記添付資料もあわせてご確認ください。
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報道関係者のみなさまへ
本件に関しては、こちらまでお問合せください。