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日々の活動報告

2024年12月05日

教育

つくば市の小学校にてファッション×環境問題改善をテーマに探究学習を3か月に渡り実施

~小学生が洋服の大量廃棄などファッション業界が抱える環境問題の改善案を発表!~


こんにちは!
CSRブロック教育担当のうんじゅです。

皆さん、突然ですが、私たちが日々着ている洋服がどのようにつくられ、着られなくなった後にどのように最後を迎えているか考えた事はありますか?
実は、洋服の製造・利用・廃棄の過程にはさまざまな環境問題が関わっています。そして、近年サステナビリティの推進により環境問題を学習テーマに掲げる学校も多く、ZOZOでも2024年度からファッション業界が抱える環境問題について考える授業を開始しました。

今回は、実際にファッション×環境問題の授業を実施した事例をご紹介します。
包括連携協定を結んでいるつくば市とは、数年前から市立の小中学校にて、「つくばスタイル科(※)」という科目でキャリアをテーマに出前授業を実施してきました。

今回3か月に渡り初めて実施した、ファッション×環境問題についての授業では、洋服の製造から利用、廃棄までの「洋服の一生」について小学生でもわかりやすいクイズ形式で環境問題を出題しました。
例えばファストファッションの普及による洋服の大量生産・大量廃棄の問題や、アクリルなどの化学繊維を使用した洋服を洗濯すると繊維がマイクロプラスチックとなって、河川や海に流れてしまう問題などについて取り上げました。

(※)つくばスタイル科とは、「環境」「キャリア」「歴史・文化」「健康・安全(防災)」「科学技術」「福祉」「豊かな心」「国際理解」の内容を子どもたちが問題解決的な手法で学習し、21 世紀型スキル(「つくば次世代型スキル」)を獲得していく授業です。

ファッション業界の様々な環境問題をインプットした後は、児童自身が気になった環境課題を探求し、改善するためのアクションプランを考えていきます。
実際につくば市で授業を行った際には、様々な改善案が児童たちから発表されました。

▼発表された環境問題のアクションプラン
・着られなくなった洋服はリサイクルショップに売る
・サイズが合わなくなった洋服は着られる人に譲る
・マイクロプラスチックが海に流れないように洗濯ネットを使用する
など

3か月に渡って授業に参加し、「自分たちにできることは何か?」をじっくり考えてきてくれた児童たちからは「洋服を大切に着ようと思った!」などの感想を聞くことができました。
また、実際に洋服を売る私たちも、洋服を売る責任について改めて見つめなおす良い機会となりました。

これからもZOZOはファッション業界の明るい未来を創造するため、ファッション業界に関わる環境問題の改善に取り組んでいきます。